「いろんなことが早かった」GENERATIONSは早熟だった!?

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猛暑に背筋も凍る…本格ジャパニーズ・ホラー、映画『ミンナのウタ』が、8月11日(金・祝)公開。主演は、デビュー10周年を迎えたGENERATIONS。全員が本人役で登場し、“呪いメロディー”の恐怖に巻き込まれていく――

GENERATIONSの白濱亜嵐さん、佐野玲於さん、小森隼さんインタビュー【後編】は、10年前の自分と、これからのGENERATIONSについてうかがいました。

※【前編】では「〇〇したら終わり…」について語る独占動画も公開!

【動画】「ミンナのウタ」公開記念!ホラー特集

GENERATIONSは早熟だった




――アーティストGENERATIONSとしての自分と、お芝居をする自分との違いはありますか?

白濱「その差が年々薄れていっている気がしていますね。僕は年に1本くらいはお芝居をさせていただいているので、昔よりも意気込んで挑むという感じではなくなって。アーティストとして向き合う自分とも、より近い感じで演じられているのかなと思います」

小森「スター街道まっしぐらじゃないですか!」

白濱「いやいやいや(笑) どちらも同じくらいというか、当たり前の存在になっている感じなんですよね」

小森「ということは?」

白濱「スター街道まっしぐら………違います違います(笑)」

――(笑) それぞれ切り替えるスイッチがあるという訳ではなく、自然とってことですよね?

白濱「そうですね。自分が多機能になっていっているのかな」

小森「それってやっぱすごい成長だよね。僕自身も、昔は切り替えのスイッチがあったけど、最近はなくなってきたなと思います」

白濱「でも、なんか今回は違ったんですよね。みんなが一緒だったから、ちょっと恥ずかしかったのかも(笑)」

佐野「本人役だったのは大きかったのかもね」

小森「GENERATIONSとして動くときと、お芝居で動くときは取り巻く環境からして全く違うので。そういう意味では、お芝居の現場は新鮮ですね」

佐野「GENERATIONSのときはメンバーが一緒だし、グループでの活動なので安心感があるんですが、お芝居の現場はメンバーがいないことが多いのでドキドキしますね。緊張感があって、常に新学期みたいな感覚。うちの事務所の俳優部の方々ってすごいなと思います。僕らはアーティストをやりながら参加させていただいている現場なので、緊張感も新鮮だったりするんですが、俳優部の方々は常にクラス替えしている感じでしょうからね」

白濱「確かに。約3ヶ月ごとに、『はい、次C組ね!』『その次はD組で!』みたいな感じってことだもんね」

佐野「本当にすごいよね。尊敬します」


――アーティストもすごいです! 振り付けを短時間で覚えるのも特殊技能だと思います。GENERATIONSはデビュー10周年を迎え、今年はずっとライブが続き、映画も公開するなど精力的に活動されています。10周年を迎えての心境は?

白濱「すごく早いなと思います。気付いたら、“後輩がこんなに居るの⁉”って感じになってて(笑)。8月にまた3グループデビューしますからね」

佐野「確かに! デビュー当時は自分達が1番下だったからね」

小森「早いよね。更に下に3グループ増えたら、中堅どころでもなくなるんですよ(笑)」

白濱「ヤバイね! 中堅どころって誰になるの?」

小森「THE RAMPAGEとかFANTASTICSじゃないかな?」

佐野「もうそこが中堅なんだ! ビックリだね! でも、年齢的にはみんな同じ世代なんですよ。僕たちはデビューが早かったから。EXILE、EXILE THE SECOND、三代目 J SOUL BROTHERS、GENERATIONSでしたからね」

――そう思うとかなり先輩ですね!

白濱「そうなんですよ! デビューした時は、みんな17歳とかでしたからね」

佐野「初々しい感じでしたから(笑)」

小森「20代前半で東京ドームに立たせてもらってるんですよね」

佐野「ワールドツアーやった頃も20代前半だったからね。いろんなことが早かったんですよね」

小森「すごい経験をさせてもらっています」

白濱「コロナ禍をまたぐ前だったので、目の前にあった新しい経験を全部出来たということも大きかったですね」

佐野「そうだね。世の中の流れも全然変わったもんね。流行ってるものとか、流行ってる音楽とか」

小森「流行り方も違うよね」

佐野「10年前と全然違うよね。5年前とも違うし、日常生きてても違うし、世の中の流れも違うからね」
――ステージに立って感じる変化はありますか?

小森「コロナ後に、“初めてライブ来ました!”とか“初めてライブでマスク外しました!”とか“初めて声出しました!”とか“初めての人”が増えているなと感じますね。約3年いろんなものが止まったというのは、自分達の中の10年に大きな変化をもたらしたと思います。顔を出さないアーティストやボカロや二次元シーンのアーティストがアリーナツアーをする時代になってきていますから。そういう中で、僕らのライブで初めて実体を見るという10代の子たちがいたり。僕達が想像していなかった世界になっていると感じますね」

佐野「コロナ禍がなかったら、どうなっていたのかな? と、たまに考えたりしますけどね」

白濱「それも一つの大きな経験になったと思っています」

――10年前デビューした頃に、憧れていたこと夢見ていたことで、今、実現出来ているなと思うことはありますか?

白濱「まだ全然お金がない頃、先輩達が着ている服とかアクセサリーが羨ましくて、“いつかビッグになって高い服とか着て、アクセサリーもジャラジャラ付けてやるからな!”って夢はありましたよ(笑)。初めてお給料をもらったときにパフォーマー全員で時計を買いに行きましたから」

佐野「行ったね!」

小森「行った!」

――今、その時計も、全指の指輪も付けてないですよね?

白濱「そうなんですよ(笑)」

佐野「付けるのも早かったけど、付けなくなるのも早かったんです(笑)」

小森「早熟過ぎちゃったんですよ(笑)。先輩方が、アクセサリーをたくさんつけて、金髪ウェーブで、革ジャンで“うぉりゃ〜!”みたいなイケイケで。それがもうカッコ良くてカッコ良くて」

白濱「真似したくて真似したくて(笑)」

小森「指全部に指輪してたなぁ」

白濱「してた!」

小森「当時の三代目 J SOUL BROTHERSのみなさんが、今の僕の歳(28歳)ですからね」

佐野「そっかぁ。そう思うと、三代目 J SOUL BROTHERSさんはすごかったんだなって改めて思うよね」

小森「そうなんだよ。だから、やっぱりGENERATIONSは早熟だったってことだよね。自分の好きなもの、憧れに近づけたのが、すごく早かったってことかもしれないね」


――そうですね。後輩もたくさん出来て、10周年を迎えた今、GENERATIONSの未来はどうなっていくと思いますか?

佐野「バカ金持ちになりたいですね(笑)」

一同大爆笑!

小森「言うのはタダだからね(笑) 人生何事も言霊ですから!」

白濱「そりゃそうだね!」

佐野「もっとアーティストとしてデッカいことしたいですね。まだまだ現役だし、まだ10年以上現役で動けるし、自分達が30代40代になったときに…って考えると、なんかワクワクしちゃうんですよね。やれることが無限大にあるし、溢れてくるなって」

小森「そうだね。いろんなこと出来そうだよね」

白濱「いろいろと楽しみだよね。また20周年、30周年で、こうやって映画やインタビューさせてもらえていたら嬉しいなと思いますね」


映画『ミンナのウタ』は、8月11日(金)全国公開!
初日8月11日(金)より3日間限定で、GENERATIONSの背後に「なにか」が映り込んだ “心霊写真風”フォトカードを入場者プレゼント配布。裏面にはGENERATIONSと一緒に心霊写真が撮れるプレミアムイベントへの応募サイトを掲載。いち早く劇場へ!

 


スタイリスト:葛西‟ジャンボ”克哉
ヘアメイク:米持冬花(JYUNESU)

(撮影:Marco Perboni / 取材・文:武市尚子)

【プロフィール】
GENERATIONS from EXILE TRIBE(ジェネレーションズ フロム エグザイルドライブ)
7人組ダンス&ボーカルグループ。2012年11月21日、シングル「BRAVE IT OUT」でデビュー。2015年、2017年にはワールドツアー、2018年には初のドームツアーを開催。2019年には初の全国5大ドームツアーで46万人を動員。2023年3月8日、10周年YEAR初となるオリジナルアルバム「X」をリリースし、3月25日より「GENERATIONS 10th ANNIVERSARY GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST”」開催中。

メンバーは、白濱亜嵐(しらはま・あらん)、片寄涼太(かたよせ・りょうた)、数原龍友(かずはら・りゅうと)、小森隼(こもり・はやと)、佐野玲於(さの・れお)、関口メンディー(せきぐち・メンディー)、中務裕太(なかつか・ゆうた)。
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