中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00〜)が、きょう8日に放送。ゲストに、大島美幸、高畑充希、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)が出演する。

名古屋のケーキ店主=中京テレビ提供

今回は、愛知県名古屋市にある、老若男女に愛されるケーキ屋が登場。地元の人のみならず、遠方からも多くのお客さんが駆けつける人気店で、「一番美味かったですね。贔屓(ひいき)なしで」「食のレベルが上がった感じがします」と、絶賛の声が集まるほどだ。

イートインスペースも備えた店内には、シーズンごとに約20種のケーキが並ぶ。愛知県産の紅ほっぺをふんだんに使った「ラ セゾン」(680円)は、日本に数台しかないというウォーターカッターで美しくカッティングされたいちごのショートケーキ。ほかにも、ラム酒・アーモンド入りのカスタードクリームに生クリームをのせ、シュー生地でサンドした 「シュー ア ラ クレーム」(460円)や、シュー生地にキャラメルのフォンダン(糖衣)を施し、フランス産のバター、塩を乗せた「エクレール オ ブール サレ」(490円)といった、見た目からも楽しめるスイーツがディスプレイを飾る。

28年前、24歳で開業したシェフは、自らバレンタイン用のショコラや海外店舗用のメニューを1年かけて試作。今では珍しくない「塩」をアクセントにしたメニューを約20年前から提案するなど、斬新な食材の組み合わせがシェフの得意分野だ。「エッジが立つようにするとか、食べた時のキレを良くするとかを考えないとお客さんの印象に残らない。脳に訴えるお菓子」を創作するのがひとつのポリシーとなっている。また、厨房で腕を振るうだけでなく、店のプロモーションムービーに出演したり、誕生日を迎えた客にサックスを演奏したりと、サービス精神旺盛なシェフ。そのため、ケーキだけでなくシェフを追いかける熱狂的なファンの姿も。

そうした独創的なアイデアや行動力の源泉となっているのは、双子として育った幼少期の経験によるもの。双子の弟と「2人でひとつ」に見られた時期が長かったため、「俺1人という人間として見られたかった。人がやらないことをやるってのが俺の基本的な考えになった」という。会社の成長方針にも店主の考えが大いに反映されており、岐阜、名古屋以外にも店舗を構えているが、その場所は東京ではなく海外。「自分の人生ポテンシャルは地球」と豪語するシェフと共に取材スタッフも海外へ飛ぶ。