南海トラフ地震発生確率「80%予測」は水増しだった 東京新聞の調査報道が本に
2023年8月24日、小沢慧一さんの新著『南海トラフ地震の真実』(東京新聞)が発売される。
本書は、地震学と防災行政のいびつな関係を暴き、ネットでも話題を呼んだ東京新聞の連載を書籍化したもの。
「南海トラフは発生確率の高さでえこひいきされている」というある学者の告発を受け、南海トラフ地震の発生確率が特別な計算式で水増しされていること、そしてその背後にある政治的な背景を報じた。著者はこの連載で「科学ジャーナリスト賞」を受賞した。新聞社だからこそできた、渾身の調査報道の1冊だ。
■小沢慧一さんプロフィールおざわ・けいいち/1985年生まれ。2011年、中日新聞(東京新聞)入社。横浜支局、東海報道部(浜松)、名古屋社会部、東京社会部司法担当などを経て、同部科学班。20年に連載「南海トラフ80%の内幕」で「科学ジャーナリスト賞」を受賞。
※画像提供:中日新聞社 書名: 南海トラフ地震の真実
監修・編集・著者名: 小沢 慧一 著
出版社名: 東京新聞(中日新聞東京本社)
出版年月日: 2023年8月24日
定価: 1,650円(税込)
判型・ページ数: 248ページ
ISBN: 9784808310882
(BOOKウォッチ編集部)