夏の大変な家事と言えば、麦茶などの飲み物づくり。とはいえ、家族の水分補給のためには大切なこと。だからこそ、少しでもラクにする工夫を取り入れたいものです。家事に関する著作をもつ三條凛花さんが実際している工夫を教えてもらいました。

夏の飲み物づくりがラクになる!5つのテクニック

暑い日々が続き、水分補給が普段より大事な時期になりました。

麦茶などお茶パックを使って自宅で用意している方が多いと思うのですが、その都度冷水筒(ボトル)を洗うのが大変だったり、そもそもつくるのが面倒だったり、飽きてしまったり…。さまざまな悩みがあると思います。

今回はわが家で取り入れている5つの工夫をご紹介します。

●(1)水出しできるお茶を選ぶ

やかんで煮出したお茶はとてもおいしいのですが、つくるのはかなり時間と手間がかかります。家族が飲む頻度が高い、夏休みで子どもたちが家にいるなど消費量が多いご家庭ではとても大変ですよね。私も子どものころ、実家で麦茶を飲みたいのにまだ熱々で、飲むものがなくて困った経験があります。

そこでわが家では、「水出しOK」のお茶(ティーバックタイプ)を選ぶこと、また、飲み飽きないように麦茶だけではなくほうじ茶やジャスミン茶など複数のものを用意しています。ラクちんで、飽きません。

たまにはあえて熱いお茶にするのも気分が変わって楽しいです。茶葉タイプもいいのですが、飲みたいときに1杯ずつレンジでもつくりやすいティーバッグタイプが手軽なので常備しています。

●(2)ティーバックをあえて詰め替えて常備する

詰め替えと聞くと面倒に感じられるかもしれません。でも、意外とメリットが多いのです。たとえばティーバックの残量がひと目でわかります。

つくろうとおもったとき、ティーバックをきららしてしまった! ということを防ぎやすいです。また、パッケージのまま使うより取り出しやすいのもポイントです。

わが家ではフタつきのケースを使用していますが、ワンプッシュで開くケースを使用するとさらに便利でしょう。

●(3)ボトルの洗浄をラクにする

細長くて洗いにくい冷水筒(ボトル)。飲み物を洗う作業がうんざりすることもありますが、この作業をラクにするために、洗剤を工夫しています。

わが家はこの泡スプレータイプの洗剤を使っています。

泡を出してしばらくおき、流すだけでいいのでとても手軽。

しかも、スポンジなどでは洗いにくいパッキンや溝にも泡がいきわたります。

●(4)子どもたちにマイボトルをもたせる

面倒なことは習慣化しておくのもおすすめです。
普段から水筒を使っている2人の子どもたちには朝いちばんに水筒に氷とお茶を入れておくだけです。

マイボトルをつくっておく。こうすると、各自が好きなタイミングで冷たいお茶を飲むことができます。家事担当としては「お茶がほしい!」と呼ばれる手間がなくなり、家族としては好きなタイミングで飲めるのがメリットです。

水筒は、保冷タイプのものがいいです。写真右のような普通のボトルだと、すぐにぬるくなってしまうし、周りに水滴がつくのがプチストレスですから。

●(5)レンジ加熱で煮出すテクニック

やかんがなくても、煮出したお茶を飲む方法があります。それは、コーヒーサーバーなどレンジ加熱できる容器を使用することです。

水と茶葉を入れて加熱することで、水出しするよりもおいしいお茶が飲めます。

夏の飲み物づくりは本当に大変です。一気になくなってしまうため、つくったり洗ったりする頻度も多いです。だからこそ少しでもラクにする工夫は取り入れておきたいもの。ぜひ、暑い夏を乗りきりたいですね。