余計なものを持たない、身軽な暮らしを目指す人が多い一方で「無理に減らして後悔した」人もいるはず。そこで、暮らしの達人のKさんに「捨てる」以外で身軽になる方法を教えてもらいました。

無理なく身軽をキープ。ものを捨てる&増やさないコツ

身軽な暮らしをキープするには、日々の意識が大切だというKさん。無理なく続けられる範囲でルールをつくり、リバウンドを防いでいます。

●不要品を売るとはずみがつくことも

本や雑貨、DVDはフリマサイトに出品。「夫は本を捨てるのを渋っていたけれど、売れると少しずつ手放せるようになりました」。売れ残ったら潔くリサイクルショップへ。

●捨てにくいものは「お焚き上げ」

おすすめは『みんなのお焚き上げ』というサービス。「お守りやゴミに出しづらい写真も箱につめて送るだけ。アマゾンで注文でき、お焚き上げ中の映像も見られます」

●本当に欲しいものは我慢しない

もたないことにこだわるのではなく、心から欲しいものは買ってOK。「クイジナートのオーブントースターは料理がラクにおいしくつくれて重宝してます。買ってよかった!」

●「〜してはダメ」はストレスのもとになる

「買い物好きな夫を止めるのは反動のもと。だから日々の買い出しも一緒に行き“買っていいよ”、とあえて言います」。そのひと言が夫にブレーキをかけ、考え直すきっかけに。

●家具は家のサイズに合わせる

こだわったのは家具のサイズ感。「食器棚は、勝手口側の幅に合わせて購入。奥行きはやや浅めですが、必要以上にものをもつことがなくなり、すっきりと収まっています」

●食器もストックも今使う分だけで十分

前の社宅でもっていた食器は、入居時に9割近く処分。

「収納スペースに余裕があってもつめ込まない、予備をもたないと決めると、余計な買い物が減り、節約にもなりました」