【プロキオンS予想】3年連続大波乱中のプロキオンS！ 今年は中京開催に戻って堅い決着に!?

　秋のGI/JpnI戦線に向けても重要なダートGIII・プロキオンS。重賞を4勝しているシャマル、重賞初制覇に期待が掛かるタガノビューティー、京都グランドOPを勝ったドンフランキーらが集結した。

　プロの予想家はこの一戦をどう見ているか。展開を軸として期待値の高い馬を導き出す気鋭の予想家・サンデー氏にプロキオンSの展望を伺った。

◆3年連続大波乱も…今年は“堅い”中京が帰ってくる？

　先週の重賞は1番人気レーベンスティールが3着、マッドクールがまさかの8着で波乱の結果となりました。予想が難しいとされる夏競馬がいよいよ始まったなと感じます。

　今週は好メンバーが集まった七夕賞に注目が集まりますが、プロキオンSを展望したいと思います。このレースは3年連続3連単70万越えの大波乱が続いていますが、3年とも今回とは違うコースでの開催でした。中京で開催されていた3年前までは毎年人気決着が続いていたので、中京に戻る今回は“堅い”レースになるかも？ しれません。

◆驚愕の馬格を持つダート界の“首領”候補に期待

　今年のメンバーは例年と比べて実績馬が少ない印象です。その中でも地方交流重賞で実績を積んできたシャマル、タガノビューティーは上位争いになると思います。レース展開的に先行するシャマル、差しのタガノビューティーどちらかは馬券内に好走する可能性が高そうです。

　しかし、私が今回注目したい馬は実績馬ではなく、600kgに迫る驚愕の馬格を持つダート界の若き“首領”候補ドンフランキーです。超大型ですが、スタートが上手くスピード能力も高いというギャップが魅力です。中京ダート1400mは2戦2勝の得意舞台で、重馬場も器用にこなすので週末の雨予報すらプラス材料になるはずです。

　レース展開ですが、ドンフランキーの他に逃げ馬候補としてメイショウテンスイ、ケイアイターコイズ、ジレトールがいます。その中でもスピードはドンフランキーが抜けていると思うので、スタートからゴールまで“首領”らしく頭でのゴールに期待します。