米フロリダ州オーランドで先日、出勤中の警察官がスピード違反で別の警察官に捕まえられるという珍しいニュースが報じられました。「警察官だから警察には捕まらない」という考えは通用しないようです。

↑警察官であってもスピード違反はスピード違反

 

捕まったのは、アレクサンダー・シャウニ巡査。ちょうど出勤するところで、パトカーに乗ってライトもサイレンもつけずに、時速80マイル(約129km)の猛スピードで駆け抜けていったそう。しかし、そこは制限速度が時速45マイル(約72km)の道路でした。

 

たまたま反対車線を走行中だった別の警察官がクルマを折り返して、シャウニ巡査のパトカーを追跡。時速100マイル(約161km)以上を出して、シャウニ巡査のパトカーに追いつくと、彼はパトカーのライトを点灯させ、いったん道路に停止したというのです。

 

「仕事に行くのに、なんで俺を止めようとするんだ?」と聞くシャウニ巡査に対して、「制限速度が時速45マイルのところ、時速80マイルで走っていたからだ」と答え、運転免許証の提示を求めると、シャウニ巡査はそれを拒否。再びパトカーに乗って走り去っていったのです。

 

結局、彼が乗っていたパトカーの番号や制服につけられていたバッジから、シャウニ巡査は特定されました。スピード違反に加えて、ライトとサイレンをつけているパトカーからの逃走、警官への抵抗などの内容で捕まることとなったのです。

 

シャウニ巡査には「警察官だから制限速度以上のスピードで走っても誰にも捕まらない」という考えがあったのかもしれませんが、そんな話はまかり通るわけがありません。警察官だからこそ交通ルールをしっかり守ってほしいもの。おとがめなしで済まずによかったですが、せめてシャウニ巡査には逃げないでほしかったと思うのは私だけでないでしょう。

 

【主な参考記事】

New York Post. The double-decker airplane seat is back. Here’s what it looks like now. June 14 2023