「ヤングチャンピオン烈」(秋田書店)にて連載中の漫画『放課後ていぼう日誌』が実写ドラマ化。NTTドコモの新たな映像配信サービス「Lemino(レミノ)」にて、2023年6月13日(火)より配信がスタートする。

 

『放課後ていぼう日誌』は、高校進学を機に海辺の街に引っ越してきた主人公・鶴木陽渚ら女子高生4人を中心とした物語。「釣ったら食べる!」をモットーに活動する「ていぼう部」の“釣りライフ”が描かれていく。

 

そんな本作について、主演の鶴木陽渚役の莉子さん、陽渚の幼なじみ・帆高夏海役の池間夏海さん、「ていぼう部」部長・黒岩悠希役の鶴嶋乃愛さん、2年生部員・大野真役の菊池日菜子さんにインタビュー。メインキャラクターを演じる4人の和気あいあいとしたトークをお届けします!

 

◆本作に触れたときの感想を教えてください。

莉子:まずメインキャラクターの4人が愛おしい! 個性豊かな4人が釣りを通じて親睦を深めていく姿がとてもすてきだなと感じたので、その魅力をちゃんと伝えられるように演じなければと思いました。あとはいろいろなお魚と料理が出てきて、どれも本当においしそうで……(笑)。実写ドラマでどれくらい再現できるのかなという、ドキドキとワクワクの気持ちもありました。

池間:出演が決まったときに漫画とアニメの両方を見ましたが、一夜で一気見しちゃうくらいハマって! 4人が釣りを通じて仲を深めていく様子、キャラクターたちのかわいさ、アニメのオープニングやエンディングの雰囲気……そのすべてが魅力的でした。実はクランクインする前に堀江貴大監督が「この作品は4人の団結力が必要」とおっしゃっていたんです。原作を読んでいてもそれは大切だと感じていたので、念頭に置きながら撮影に臨みました。

鶴嶋:すごくほのぼのしていて、楽しそうな作品だなという印象を受けました。ただ、「釣り」がテーマということもあり、やはり専門用語がたくさん出てきて。しかも、メインキャラクターはみんな釣りが大好きなんです。それなら、演じる私たちも心から釣りのことを知らないときっと成立しないだろうなと思い、気が引き締まりました。ほのぼのした雰囲気と合わせて、釣りの面白さもしっかり伝わる作品だと思っています!

菊池:最初は“大野”という子をつかむために原作漫画を読もうと意気込んでいたのですが、読み進めるにつれて、その目的を忘れてしまうくらい作品の世界に入り込んでしまいました。『放課後ていぼう日誌』って、読めば読むほどメインキャラクターの4人が愛くるしいと思えてくるんですよね。それだけに、ドラマで自分が表現できるのかなという不安もあったのですが、顔合わせをしたとき「この4人ならやっていけそう」と感じたんです。実際に作品・キャラクターを大好きなまま、演じ切ることができました!

池間:お魚さんのコンディション待ちがあったり、早朝から撮影があったりと過酷なことも多かったですが、最後までそれぞれがキャラクターを愛しながら演じられたと思います。私はクランクアップした後、『放課後ていぼう日誌』がより恋しくなって、一時期、アニメのエンディング曲が頭から離れなくなる禁断症状に陥りました(笑)。それくらい愛おしいと思える作品に出会えて、幸せです。

 

◆個人的には、みなさんの表情がすごく豊かなのも印象的でした。

菊池:確かに! 原作がそうだったから、自然と寄っていったのかも。

莉子:振り返ってみると、表情作りからして愉快な4人だったよね(笑)。

鶴嶋:うん(笑)。

 

◆続けて、演じるキャラクターの魅力についてお聞かせください。

莉子:陽渚は、ふざけているわけじゃないのに失敗しちゃったり空回っちゃったりするときがあるんです。でも、いつでも一生懸命。その頑張っている姿が伝わればと思いながら演じていました。陽渚は釣りに関しては初心者で、他の部員たちからいろいろと教えてもらいながら、その楽しさを知っていきます。なので、みんなと徐々に仲が良くなっていく過程がちゃんと表現できればとも思っていました。

池間:撮影時に監督から言われて印象的だったのが「夏海はちょっとクレイジーで、野生児」っていう表現。その言葉通り、彼女は岩場を駆け回ったり座り方もワイルドだったりするんです(笑)。夏海のそんな野生児っぽさが魅力だと私は感じています! あと、彼女を語るうえで欠かせないのが、陽渚が大好きということ。そのあふれる好きをいかに表現できるのかが鍵だと思いながら演じていました。余談ですが、キャラクターも、アニメで演じていらっしゃった川井田さんも、私も名前が「夏海」なんです。その偶然に、何だか運命を感じました!

鶴嶋:黒岩部長は面倒くさがりで、みんながローファーを履いているのに、一人だけ常にビーチサンダルで歩いています。それくらい何でも楽をしたいタイプなのですが、陽渚ちゃんに釣りのことを教えるときは意外と真剣で。何も考えていないようで、実は周りのことを見ているキャラクターであり、内に秘めている釣りへの愛が大きい子だと感じています。撮影時に監督からは「黒岩部長は親父キャラだから。鶴嶋さんとはタイプが違うかもしれないけど、親父キャラだから」と、念押しされました(笑)。その親父っぽいところ、ずる賢さを見せるシーンを演じているときは、特に楽しかったですね。

菊池:大野真は釣りも料理もできちゃう器用な子。いつもは凛として立っていますが、何か心配事があるとあたふたしちゃうんです。そのギャップが愛おしい! 個人的には、何かあってもドシッと構えている黒岩先輩、かわいい二人の後輩の間という、いいポジションに立っている子だなと感じています。演じるうえではそんな彼女の魅力を潰さず、いい意味で強調できるよう意識していました。

 

◆見ているだけでも楽しいキャラクターに感じます。

菊池:そうですね。あまりしゃべる子ではなく、身振り手振りが多いんです。陽渚が堤防から落ちそうになったときアワアワしている姿がかわいかった(笑)。

莉子:あったね! お母さんみたいな存在かも。

菊池:そうそう。でも、どうしていいか分からなくなったときは、部長に目を向ける。

鶴嶋:でも、部長は寝てるっていう(笑)。

池間:面白い関係だよね(笑)。

 

◆仲睦まじい様子のみなさん。この場を借りて、他の3人に聞きたいことはありますか?

莉子:えー!? もう撮影現場でいろいろと聞いちゃったからなぁ。

池間:ずっとしゃべっていたもんね。

菊池:好きな食べ物の話もしたし、美容ケアについても話したし……。

莉子:「今だから特別聞きたいこと」っていうのはないかも。

鶴嶋:今はみんなと「共感したい」という気持ちが強いかも。「撮影のとき、あれが面白かったよね、大変だったよね」とか!

 

◆配信されるドラマを見ながら、みなさんがコメンタリーする機会があれば面白そうです。

全員:やりたーーい!

鶴嶋:映像を見ながら副音声で思い出話をしたり、撮影時の裏話を解説したりしたい!

莉子:ぜったい盛り上がるよね!

菊池:思い出話をたくさんしたいなぁ。

莉子:撮影で一緒だったこの4人でしか共有できないこともあるからね。

鶴嶋:大変なときも、この4人で支え合って乗り越えてきたから。

菊池:ロケバスのなかでも士気を上げる言葉が飛び交っていたよね(笑)。

池間:確かに。「いける、大丈夫だよ!」って励まし合ってた(笑)。もう、私たちは戦友だよね。

 

◆最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします。

莉子:女子高生4人が釣りをするドラマは、今まであまりないジャンルだと思います。道具や料理などにもこだわっていて、釣りが好きな方が楽しめる要素もありますし、解説も交えながらドラマが進んでいくので、全く釣りをしたことがない方も興味持っていただける内容になっていると思います。原作ファンの方に見ていただけるのもすごく幸せですし、ぜひたくさんの方に届いたらうれしいという気持ちでいっぱいです。それぞれがキャラクター・作品への愛を持って演じていますので、ぜひ見てください。

全員:よろしくお願いします!

(上から)菊池日菜子、鶴嶋乃愛、池間夏海、莉子

 

PROFILE
莉子
●りこ…2002年12月4日生まれ。神奈川県出身。ドラマ『ブラックシンデレラ』で主演を務めて以降、『ファイトソング(TBS)』や映画「女子高生に殺されたい」など2022年は数々の話題作に出演。今年初挑戦した舞台「聖なる怪物」の好演も話題を呼び、今後も多数の露出を控える若手女優。

池間夏海
●いけま・なつみ…2002年7月10日生まれ。沖縄県出身。映画「ニセコイ」「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 -」など、漫画原作の実写ドラマに出演。NHK連続テレビ小説『なつぞら』『ちむどんどん』などでの好演が話題となった。

鶴嶋乃愛
●つるしま・のあ……2001年5月24日生まれ。高知県出身。『仮面ライダーゼロワン』イズ/アズ役を担当。女優として活動するほか、自らがプロデューサーを務めるファッションブランド「Romansual」を立ち上げるなど、幅広く活動している。

菊池日菜子
●きくち・ひなこ…2002年2月3日生まれ。福岡県出身。2020年に女優活動を開始後、さまざまな作品に出演。2022年公開の映画「月の満ち欠け」で小山内瑠璃役を演じ、第46回日本アカデミー賞新人賞を受賞した。

(左から)鶴嶋乃愛、莉子、池間夏海、菊池日菜子

 

作品情報

ドラマ『放課後ていぼう日誌』
2023年6月13日(火)12時より映像配信サービス「Lemino」(レミノ)にて配信スタート(以降、毎週火曜12時に最新話を1週間限定で無料公開)

<ストーリー>
都会から引っ越してきた高校1年生の鶴木陽渚(莉子)は生き物全般が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩悠希(鶴嶋乃愛)と出会ったことをきっかけに半ば無理やり謎の「ていぼう部」に入部させられ釣りをはじめることに。最初は釣った魚を触ることもできなかった陽渚だが、天真爛漫な野生児・帆高夏海(池間夏海)、無口だが魚の知識は抜群の大野真(菊池日菜子)からなる個性豊かな部員たち、釣りを通して出会う人々の中で次第に釣りの楽しさと奥深さに気づいていく。「釣ったら食べる」がモットーの「ていぼう部」で女子高生4人組の釣りライフがはじまる!

<キャスト>
莉子、池間夏海、鶴嶋乃愛、菊池日菜子、大野いと、河井青葉、やべけんじ、太田美恵、赤星昇一郎

<スタッフ>
■監督:堀江貴大
■脚本:宮本武史
■原作:小坂泰之『放課後ていぼう日誌』(秋田書店「ヤングチャンピオン烈」連載)
■主題歌:カネヨリマサル「わたし達のジャーニー」(Getting Better/Victor Entertainment)

■話数:全9話
■製作著作:NTTドコモ

■配信URL:https://onl.sc/VU3iX9t

 

衣装クレジット

莉子
ショートブラウス:PAMEO POSE(17,930円)
キャミドレス:PAMEO POSE(29,700円)
イヤリング:nity (6,600円)
ネックレス:nity (5,500円)

【各ブランドお問い合わせ先】
PAMEO POSE:03-3400-0860
nity:Jcontact@nityweb.com
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池間夏海
ヘアメイク:青木理恵
スタイリスト:後藤仁子

衣裳
ワンピース:LILY BROWN
イヤリング:mimi33
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鶴嶋乃愛
ヘアメイク:YUZUKO
スタイリスト:二宮梨緒(Pale)

衣裳
トップス、キャミソール、スカート:HONEY MI HONEY
アクセサリー:Liquem
シューズ:RANDA
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菊池日菜子
ヘアメイク:猪股真衣子(TRON)

衣裳
ワンピース:LILY BROWN
イヤリング:angel-kobo
シューズ:リミット ティル 2359
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●text/M.TOKU

(c)小坂泰之(秋田書店)2017/NTT DOCOMO, INC.