JAL、ディズニー開園40周年記念機デビュー 定期便は10日の羽田〜福岡線から
日本航空(JAL)は6月9日、東京ディズニーリゾートの開園40周年を記念した特別デザイン機「JAL Colorful Dreams Express」(ボーイング767-300ER型機、機体記号:JA614J)を使った羽田空港発着の周遊チャーターフライトを運航した。
機体には東京ディズニーリゾート40周年の特別な衣装を着たミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、グーフィー、プルートが描かれ、「色とりどりの夢がひとつに繋がり、みんなで一緒にお祝いする特別な1年を表す」デザインになっている。機内では専用デザインのヘッドレストカバーとドリンク用紙コップを用意する。
周遊フライトには約6.3倍の倍率をくぐり抜け、抽選で選ばれたディズニーファンらが参加。機体が11番スポットに入ると、参加者は手にしたキャラクターグッズとともにカメラに収めていた。また、搭乗ゲートには歴代のディズニーデザイン機のモデルプレーンが展示され、写真撮影の人だかりができていた。
搭乗時にはパイロットや客室乗務員、整備士などJAL社員がボーディングブリッジに並び、記念品を配って参加者を見送った。出発の直前には、昨年12月から運航されている「JAL DREAM EXPRESS Disney100」(ボーイング767-300ER型機、機体記号:JA615J)が隣の10番スポットに入り、2機のディズニーデザイン機が“初共演”を果たす一幕もあった。
便名は東京ディズニーリゾートが開園した年にちなんでJL1983便(運航上の便名はJL4901便)とされ、246名(うち幼児3名、JAL関係者含む)を乗せて午後2時7分に羽田空港を出発した。航空機の位置情報を提供するサービス「RadarBox」によると、C滑走路から離陸した同便は西に針路を取り、南アルプスと北アルプス上空付近でそれぞれ一周。その後、愛知県上空を北西から南東方向に横断し、伊豆半島上空を経由して午後4時17分頃に羽田空港に着陸した。
定期便への投入はあす6月10日からで、初便は午前7時10分東京/羽田発福岡行きのJL305便となる見込み。初日はその後、折返しの東京/羽田行きJL308便、東京/羽田〜大阪/伊丹線のJL117・120便、東京/羽田〜鹿児島線のJL651・652便に投入される予定。2024年4月頃まで、主に東京/羽田〜札幌/千歳・大阪/伊丹・福岡・沖縄/那覇・広島・鹿児島線で運航する。
▲チャーター便の出発前に参加者にあいさつする運航乗務員と客室乗務員▲周遊を終えて羽田空港に帰着したチャーター便