先制点を決めた長沼 photo/Getty Images

写真拡大

サガン鳥栖はJ1第10節で浦和レッズと対戦。AFCチャンピオンズリーグ決勝の関係で延期となっていたカードは鳥栖が2ゴールを決めて完勝した。この試合で強烈なシュートを決めて流れを引き寄せた男が長沼洋一だ。

スコアレスで前半を折り返すと、後半主力陣を投入してきた浦和に対して劣勢となるものの、70分に鳥栖が相手の縦パスをカットすると左サイドからボールをつないで、中央の長沼がボールを受ける。前が開いていた長沼は強烈なミドルシュートを突き刺して先制点を奪った。

前半から好セーブを連発していた西川周作も止められない一撃をゴール左に決め切り、鳥栖は流れに乗る。これで優位に立った鳥栖は前線から積極的にプレッシングをかけると、5分後には相手のビルドアップからのミスを突いて追加点。主導権を完全に掌握した。

試合の空気を一変させた長沼のミドルシュートだった。アカデミー時代からサンフレッチェ広島に所属し、トップチームに昇格するとJ2への期限付き移籍で経験を積むものの、広島では主力の座をつかめず。今季鳥栖へ完全移籍を果たすと、定位置を確保し途中出場となった今節もゴールで存在感を発揮した。