一定のルールに沿ってセルが動く「ライフゲーム」は、見ていて飽きないアート作品やプレイヤー同士でセルの興亡を争う対戦ゲームなどにアレンジしながら親しまれています。「The Life Engine」はライフゲームに近い思想で作られたシミュレーションゲームで、「目」「口」「キラー」などの役割の異なるセルを配置してセルの移動やライフサイクルを永遠に眺められます。

The Life Engine

https://thelifeengine.net/

The Life Engineでは、プレイヤーが「口」「生産者」「動体」「キラー」「アーマー」「目」といった役割や移動ルールの異なるセルを配置して動きを観察できます。The Life Engineがどんなゲームなのかは、以下のムービーを再生すると一発で理解できます。

シミュレーションゲーム「The Life Engine」でセルの動く様子を観察 - YouTube

The Life Engineの操作方法は以下の通り。まず、The Life Engineにアクセスすると初期状態から存在しているセルが自動的に動き始めます。セルの動きを止めるには、画面左下の再生・停止ボタンをクリックします。



自分でセルを追加するには、画面右下に配置されたボタンをクリック。



すると、画面右下に各種メニューとセルの一覧が表示されます。



セルは8種類存在しており、それぞれの機能一覧は以下の通り。

色名前機能オレンジMouth(口)隣接する食べ物を食べる緑Producer(生産者)隣接する空のセルに食料をランダムで生産する水色Mover(動体)ランダムに移動および回転する赤Killer(キラー)隣接するセルに害を与える紫Armor(アーマー)キラーの効果を無効化する灰色Eye(目)前方に存在するセルに応じて移動方向を変化させる青Food(食べ物)セルに栄養を与える濃い灰色Wall(壁)セルの動きを止める

「Editor」をクリックしてから編集ボタンをクリックすると、黒いキャンバス内にセルを並べられます。



セルを並べるとこんな感じ。自分でセルを並べるのが難しい場合は、右側のランダムボタンをクリックするとランダムに並べられます。



セルの構造が完成したら「+」ボタンをクリックしてから画面内をクリックすることで、画面内にセルを配置できます。



左下のメニュー内にある赤枠のボタンをクリックしてから画面内をクリックすると、食べ物を追加できます。



「World Controls」をクリックしてから「Generate random walls」をクリックすると、壁をランダムに配置できます。



「Evolution Controls」では「食べ物を生産する確率(Probability of producing food)」「寿命(Lifespan multiplier)」「回転の有無(Rottion Enabled)」「一撃死の有無(One touch kill)」といったセルの動きや再生産に関する設定が可能です。



「Statistics」では、セルの数の推移を確認できます。



さらに、画面右上の「Community Creations」をクリックすると、他のユーザーが作成したワールドやセルの配置を閲覧できます。



以下のムービーでは、他のユーザーの作品を閲覧する様子を確認できます。

セルの動きを永遠に観察できる「The Life Engine」で他ユーザーの作品を閲覧する様子 - YouTube

なお、The Life Engineのソースコードは以下のリンク先で閲覧できます。

GitHub - MaxRobinsonTheGreat/LifeEngine: The Life Engine

https://github.com/MaxRobinsonTheGreat/LifeEngine