NHK・Eテレの幼児向け人気番組『おかあさんといっしょ』に、4月3日放送分から「13代目・体操のお兄さん」として、大学3年生の佐久本和夢(かずむお兄さん)が登場している。

 子どものころから新体操を始め、選手としても活躍。子どもたちにも教えた経験があるという。

 2月におこなわれた記者会見では、佐久本は「『体操のお兄さん』は、小さいころからずっとあこがれで、夢のひとつでした。テレビを見ている子どもとお父さん、お母さんたちに、たくさんの笑顔、そしてたくさんの元気を与えられるようなお兄さんになりたい」とコメントしている。

「ルックスが、歌手の星野源さんに似ていることもあって、女性人気も呼びそうです。もっとも、体操のお兄さんには“厳しいルール”が課せられているという話もありますが……」(週刊誌記者)

 体操のお兄さんを担当するにあたり、NHKから「三禁」なるものが言い渡されるという。このことを教えてくれたのは、1993年から10代めのお兄さんを務めた、佐藤弘道。2021年7月、本誌のインタビューに応えてくれた佐藤は「車の運転をしてはいけない」「海外旅行や激しい運動をしてはいけない」「恋愛をしてはいけない」との禁止事項があったと当時、語っている。

「思い返すと厳しい内容ですね(苦笑)。だけど、もし僕が交通事故や運動でケガをしたら、体操のお兄さんの代わりがいないから、番組に穴を開けてしまう。『そのために、自分を律してください』ということです。恋愛については、週刊誌などに掲載されて子どもたちに『大人の世界』を見せるのはよくないと言う配慮でした。信号無視などは、絶対にしませんでした」

 新たに大役を仰せつかった佐久本にも、この「三禁」が言い渡されているのだろうか。何はともあれ、子どもたちにたくさんの笑顔と元気を届けてほしい。