岡野バルブ製造<6492.T>は3日続落している。7日の取引終了後に発表した第1四半期(22年12月~23年2月)連結決算が、売上高7億9900万円(前年同期比36.4%減)、営業損益1億3400万円の赤字(前年同期6600万円の赤字)、最終損益7000万円の赤字(同3800万円の赤字)となり、赤字幅が拡大したことが嫌気されている。

 バルブ製造販売部門で台湾の大林発電所1号機向け弁、JERA碧南火力発電所向け素材、サウジアラビアのラービグ火力発電所1号機向け弁など、国内外の火力発電所向けを中心に販売実績を増やしたものの、売上高の絶対量が不足したことが響いた。

 なお、23年11月期通期業績予想は、売上高73億1200万円(前期比6.2%増)、営業利益3億3700万円(同31.0%減)、最終利益3億3500万円(同30.7%減)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS