OpenAIの対話型AI「ChatGPT」とほぼ同じUIでありながら、チャット履歴をフォルダ分けして管理しやすくしたり、ダウンロードしたりできるようにする機能を追加した「Better ChatGPT」が登場したので実際に使ってみました。

New Chat

https://bettergpt.chat/

GitHub - ztjhz/BetterChatGPT: Play and chat smarter with Better ChatGPT - an amazing open-source web app with a better UI for exploring OpenAI's ChatGPT API! (Website + Windows + MacOS + Linux)

https://github.com/ztjhz/BetterChatGPT#desktop-app

まずはOpenAIのAPIキー管理ページで「Create new secret key」をクリックして新しいAPIキーを生成します。



生成されたキーをコピー。



Better ChatGPTにアクセスし、入力欄にキーを貼り付け、「確認」をクリックすれば準備完了です。



Better ChatGPTのチャット画面はこんな感じ。Better ChatGPTはすべて日本語訳されているほか、「新しいフォルダー」「インポート/エクスポート」などの本家にはない機能が表示されています。



一方のChatGPTがこれ。Better ChatGPTに比べるとシンプルです。



基本的な使い方はChatGPTと同じで、中央にプロンプトを打ち込み、「保存して送信」をクリックすればOK。



実際に文章を生成している様子は以下の動画で確認できます。プロンプトは「花粉症に苦しむ人間へ関西弁を使用しつつ対応策を提示してください。」です。生成結果は違いますが、両者は同じChatGPTを使用しているので、生成される文章の質には実質的に差は出ません。

ChatGPTのUIを作り替えた「Better ChatGPT」とChatGPTの比較 - YouTube

Better ChatGPTがオリジナルと異なる点のひとつが「チャット履歴のフォルダ分け」が可能なところ。「新しいフォルダー」をクリックしてフォルダ名を決めるとフォルダが作成され、チャット履歴をドラッグしてフォルダに格納できます。



フォルダ分けしたところがこんな感じ。オリジナルではチャット履歴がただ羅列されるだけで、過去の履歴を振り返るのがやや困難でした。



次に「チャットの編集」が可能なのもポイント。過去のチャットの一部または全部を編集し、再度プロンプトとして投げかけることができます。



また、チャット履歴のダウンロードも可能。



画像(png)、マークダウン、JSONファイルでダウンロードできます。



同様にインポートも可能。





使用するモデルをGPT-3.5 TurboからGPT-4またはGPT-4-32kに変えたり、トークン数を変えたりすることもできます。



プロンプトを保存しておける機能も備わっています。また、優れたプロンプトを集めたプロンプトライブラリへのリンクも表示されています。



このほか、地域によっては使えないChatGPTの地域制限をバイパスすることもできます。

OpenAIがイタリアからのChatGPTへのアクセスをブロック - GIGAZINE