スカート・澤部渡がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「GOODYEAR MUSIC AIRSHIP〜シティポップ レイディオ〜」。シティポップの歴史的名曲から最先端の進化系までを紹介し、極上のサウンドクルージングをお届けします。3月18日(土)の放送では、リスナーから寄せられた思い出のシティポップを紹介しました。


パーソナリティの澤部渡



◆リスナーの思い出が詰まったシティポップを選曲

番組放送1周年を迎えた「GOODYEAR MUSIC AIRSHIP〜シティポップ レイディオ〜」では、放送時間が拡大された特別版を実施。番組初の生放送でおこなわれました。番組内で澤部 は、リスナーの心に残る思い出のシティポップを、リスナーから寄せられたメッセージとともに紹介しました。

1:松原みき「真夜中のドア〜stay with me」

<リスナーからのメッセージ>
「大学生の頃、この曲を聴いて大好きな彼に告白しました。付き合うようになって楽しい時間をふたりで過ごしましたが、卒業を境に遠く離れることになり……。その後、別の男性と結婚して、今を幸せに過ごしていますが、この曲を聴くと、あの頃のキラキラな毎日を思い出して、クスッと微笑みが溢れます」

シティポップリバイバルのきっかけにもなった1曲とも言える「真夜中のドア〜stay with me」に、澤部は「この曲は番組の第1回の1曲目にかけた曲でしたね。あれから1年。本日は生放送でお届けします」と語り、思いを馳せました。

2:村田和人「一本の音楽」

<リスナーからのメッセージ>
「イントロの軽やかな音を聴いただけで胸キュンになります。楽曲は当時カセットテープのCMに使われており、CMのテープに録音して『一本の音楽』を何回も聴いていました。あの頃の若かりし自分が懐かしく、戻りたくもあります」

「一本の音楽」は、1983年にリリースされた村田和人のセカンドアルバム『ひとかけらの夏』の収録曲。曲を聴いた澤部も、ゆったりとしたイントロに胸が熱くなるとコメントし、「当時の山下達郎さんのサウンドプロダクションがめちゃくちゃ最高! としか言いようがないですね」と絶賛しました。

3:角松敏生「Splendid Love」

<リスナーからのメッセージ>
「角松さんが好きで、特にプロデュースした作品がいいです。この曲はセルフカバーで、本人が歌っているバージョンがすごく響きます」

シングル「Realize」のカップリングであり、楽曲の存在を初めて知った澤部は「シティポップブームのよさって、当時の人が懐かしいのもありますけど、そこからまた新しい発見があるのがいいところだなと思います。とても嬉しいリクエストです」と、リスナーへ感謝を伝えました。

番組の合間には、「GOODYEAR MUSIC AIRSHIP〜シティポップ レイディオ〜」1周年を記念して、GOODYEARのオールシーズンタイヤのプレゼント企画の発表に、澤部が大興奮する一幕も。

4:小坂忠「流星都市」

<リスナーからのメッセージ>
「この番組で去年の5月に澤部さんが選曲していた、小坂忠さんの『流星都市』をリクエストします。単なるアルバムのなかの1曲では収まらないほど、イメージを掻き立てられる名曲だと思います。素敵な曲との出逢いをくれたことにとても感謝しています。もう一度、ラジオから流れる音を聴きたいです」

リスナーからのメッセージに感動した澤部は、「ラジオから音楽が流れてくるのって、僕もけっこうあるんですよね。これから(自分が)大好きな曲がかかるときって、自分にとって一生ものの瞬間なんですよね。そういうものに自分が少しでも貢献できたと思うと、超嬉しい。ありがとうございます」と、思いを口にしました。

5:INO hidefumi「東京上空3000フィート」

<リスナーからのメッセージ>
「きっかけは、スカートの所属レーベル・カクバリズムのラジオ番組で角張社長が紹介したことでした。イントロを聴いた瞬間に引き込まれてしまい、自分とは縁のない東京という街なのに(東京の)景色が頭に浮かぶような、晴れた日にも曇り空にも合うような不思議な気持ちになる曲です」

澤部は「東京上空3000フィート」を小西康陽のソロプロジェクトであるPIZZICATO ONEのライブで聴いたそう。楽曲を聴いた澤部は「まさに(今の)東京は雨なので、今にぴったりな曲をお届けできたって感じですかね」と感想を語りました。

◆生放送で弾き語りに挑戦!

番組内で澤部は、持参したギターで弾き語りを披露しました。まずは、リスナーからのリクエスト曲である大貫妙子の「都会」を演奏。リスナーからのメッセージを紹介します。

「この曲を初めて聴いたとき、メロディラインもさることながら、なによりも歌詞の『言葉選び』に鳥肌がたちました。『ざわめく光の洪水』『あてもない人の洪水』。そんな表現があるのかと衝撃を受けたことを覚えています。どこかアイロニーのきいた歌詞ですが、それを中和してくれるような柔らかい歌声には、なんとも形容しがたい美しさを感じます」

カバーでは原曲キーで演奏する澤部でしたが、今回は大貫妙子のトリビュート・アルバムに収録された、岡村靖幸と坂本龍一のカバーのキーを採用。2曲目には、スカートの東名阪ライブツアー「SONGS」でも演奏予定の楽曲「海岸線再訪」を弾き語りしました。

<番組概要>
番組名:GOODYEAR MUSIC AIRSHIP〜シティポップ レイディオ〜
放送日時:毎週土曜 11:00〜11:25
パーソナリティ:澤部渡
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/airship/