何回目のデートで告白するのが正解?3回以上デートを重ねた結果、男に待ち受けていた悲劇
男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。
出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。
-あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?
誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。
さて、今週の質問【Q】は?
▶前回:家で“のんびりデート”もするのに、曖昧な関係のまま半年過ぎ…。なのに、彼から突然告白された理由

2月の東京の風は、どうしてこんなにも冷たいのだろうか。そういえば、今朝ニュースで「今季一番の冷え込みになる」と言っていたことを思い出す。
「大輔さん、ごめんなさい。会うのはこれで最後にしましょう…」
「どうして?」
「ごめんなさい」
ハッキリと断られたものの、僕は納得がいかなかった。
出会って以降、何度もデートを重ねてきた。愛もかなり乗り気だったし、僕たちはかなり親密になっていたはずだった。
これは誤解なんかじゃない。LINEのやりとりを見返しても、最初は愛からのメッセージにハートマークがよく入っていた。
でも去りゆく愛を見て、僕はひとつ悔いが残る。愛とは、3回以上デートを繰り返していたからだ。
― 僕が告白するタイミングを逃してしまったのが悪かったのかな…。待たせ過ぎたってこと?
もし僕が、もっと早く告白していれば結果は変わっていたのだろうか?
Q1:最初は良いと思ったけど、徒になった男の言動は?
愛と出会ったのは、マッチングアプリだった。何度かやり取りをし、すぐに会ってお茶をすることになった僕たち。
ひと回りほど歳が離れていたけれど、最初から愛は僕の話をニコニコとしながら聞いてくれていた。彼女の心はしっかりとつかめていたように思う。
「愛ちゃん、今彼氏本当にいないの?」
「そうなんです」
「なんで?」
「実は…半年前に離婚したばかりでして」
「そうなんだ!前の旦那さんは見る目がないね」
今年で34歳になる愛。離婚歴があってもさほど驚かなかった。ちなみに、子どもはいないらしい。

「じゃあ今は自由だね。仕事は何をしているの?」
「料理研究家をしています」
「料理研究家…!お料理上手なんだね」
「それほどでもないですけど、人並みに」
控えめで女性らしいところも素敵だなと思った。そもそもマッチングアプリでマッチした時点で、本気だということだ。僕としてはすぐにでも愛との関係を進めたいと思っていた。
「早速だけど、来週暇?次はご飯行かない?デートしようよ」
「来週ですか?たぶん大丈夫ですけど…。一旦仕事のスケジュールを確認してもいいですか?ひとつ、大きな仕事が入っていて」
「もちろん。いつまでにわかる?」
「明日までにはご連絡します!」
翌日に愛から「OKです」と返事が来ると同時に、僕は初デートにふさわしいとっておきの店を探し始めた。

「素敵なお店ですね!」
「でしょ?今日は特別なデートだから、とっておきの店を予約したくて。愛ちゃんいいところたくさん行ってそうだし」
初対面の時にLINEと一緒にInstagramのアカウントも交換したのだが、彼女のフィードにはいい飲食店がたくさん並んでいた。
― ヤバ。ここで負けるわけにはいかないな。
そう思ったので、とっておきの手札を切ったつもりだ。
「愛ちゃんは、食べること好き?」
「はい。大好きです!でも最近は高級店だけじゃなくて、ちょっと隠れ家的な居心地の良いお店探しにハマっていて」
「わかる!あれ?僕たち相性良さげだね(笑)」
「そうかもですね〜」
今日も愛はよく笑ってくれた。大袈裟なくらい喜んでくれるし、僕のことが好きなのではないか?と勘違いしそうになる。
「愛ちゃん、モテるでしょ?」
「どうでしょうね〜」
「ちなみに俺のことはどう思う?アリ?ナシ?」
「まだわからないですが…。でも完全にナシの人とは、こうやって二人で食事には来ないですよね」
愛の発言に、心の中でガッツポーズを決める。
「じゃあだいぶアリってことだ。嬉しいな」
「大輔さんって、面白いですね(笑)」
「好きな子にだけだよ、こんなトークするのは」
この日はかなり盛り上がったので、僕たちは近くのバーへ移動し、二軒目でもずっと話し込んでいた。
「俺、久々にいいなと思える子に出会ったかも。前向きに進めたいと思っているんだけど、どうかな?」
「私もですが、もう少しだけ時間をもらってもいいですか?」
「了解。でもそんなに待てないからね!」
「わかりました」
こうして、僕たちの友達以上恋人未満の関係が始まった。
そしてここから何度かデートへ行くことになるけれど、僕は常に紳士的な態度だったはずだ。
Q2:女が男に対し、拒絶反応を示した本当の理由は?
初デートからしばらく、僕は毎日愛にLINEを送った。一日の終わりにはちゃんと「おやすみ」も送った。
それに少しでも時間が空いたら会いたかったので、こまめに連絡をしていた。
― 大輔:急だけど、今夜空いてないよね?
― 愛:今夜は約束があって…。
― 大輔:そうだよね、残念。急にごめんね!
マメな男のほうがモテるというし、僕なりに一生懸命彼女への愛情を伝えていたつもりだった。
それに愛は会うたびに曖昧な態度だったので、僕が少しリードしてあげたほうがいいだろうと思っていたからだ。
あれは、三度目くらいのデートだったと思う。この日は少し早めに集まって、一緒に買い物をしてからディナーに向かうプランだった。
「愛ちゃん、この洋服とか似合うと思うんだ!」
「そうですか?買っちゃおうかな」
「うん、いいと思う!」
そんな会話をしながら洋服を見るなんて、完全にカップルのすることだ。だから僕は、ほぼ付き合っている状態だとさえ思っていた。

そしてショッピングを終え、そのままディナータイムとなった。
「愛ちゃんは、どういう人が好きなの?」
「私は穏やかで、尊敬できる人がいいです。あとは頭の回転が速い人ですかね」
「どういうこと?」
「咄嗟に物事を判断できる瞬発力がある人?」
「それって、俺のことじゃん」
僕自身経営者だし、社員数も多い。よって判断力はあるし、基本的に穏やかだ。
「大輔さんは、どういう女性が好きなんですか?」
「僕は愛ちゃんみたいな子だよ。明るくて可愛くて。しかも自分で仕事を頑張っている子」
「ふふ♡ありがとうございます」
ここまで言ったら、ほぼ告白しているようなものだ。でもなかなか、愛のガードは崩せない。

「ちなみに、今愛ちゃんの中で僕はどれくらいアリ?全然ナシではないんだよね?」
「そうですね」
「何がダメなの?」
「いや、ダメではないのですが…。私まだ離婚したばかりなので」
「え!?もう半年も経っているんでしょ?」
「いや…。色んな人に心配かけたし…」
「アプリに登録している時点で、関係なくない?しかも今さらそんなこと言うとかナシだよ」
さすがに、離婚のことを今さら持ち出すのはNGだろう。
「こうやって何度もデートをしているし、僕に対して失礼じゃない?」
「そうですよね…。わかってはいるのですが」
「まぁ急かさないけどさ」
ただこの後、2回ほどデートをしたら愛のほうから断られてしまった。
でも断じて、僕は急かしてもいないし離婚がダメだとも言っていない。
― あんなにも相性が良いと思っていたのに…なんで?待たせすぎた?
果たして、どうして僕は振られてしまったのだろうか。
いや、そもそもダイレクトに告白していないから、振られてすらいないのかもしれないが…。
▶前回:家で“のんびりデート”もするのに、曖昧な関係のまま半年過ぎ…。なのに、彼から突然告白された理由
▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由
▶NEXT:2月5日 日曜更新予定
女が男を無理だと思った理由は?

