約1メートルのUSBケーブルが胃の中に!(画像は『New York Post 2022年12月16日付「I had agonizing stomach pain -my headphone charging cable was to blame」(@prof.dr.yasardogan/Newsflash)』のスクリーンショット)

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このほど酷い腹痛と吐き気に襲われたトルコに住む15歳の少年が病院で検査を受けたところ、胃の中から充電用のUSBケーブルが発見された。予想外の異物に驚いた医師は、ケーブルの一部が小腸にまで達していたため摘出に苦労したと語っている。また少年がUSBケーブルを飲み込んでしまった経緯は明らかになっていないことを『New York Post』などが伝えた。

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先日、トルコ南東部ディヤルバクルに住む15歳の少年は我慢できないほどの強い腹痛と吐き気に襲われ、家族により近くの病院へ運ばれた。少年は病院でレントゲン検査を受けたが、その画像を確認した担当医師は思わず目を疑った。なんと少年の胃の中には充電用の長いUSBケーブルがあったのだ。

実際のレントゲン画像では、束ねられた長いひも状のものが写っており、コードの先端にはUSB端子のような四角い影も確認できる。この病院では取り出すことができなかったため、少年は救急車で2〜3時間かかるエラズー市のフィラト大学病院に搬送された。

同大学病院で小児栄養消化器肝臓科のヤシャル・ドーガン主任教授(Yasar Dogan)のチームが摘出手術を担当し、内視鏡を用いて少年の胃の中にあったUSBケーブルを摘出することに成功した。ヤシャル主任教授は「USBケーブルの一部が小腸に達していたため、取り出すのは非常に苦労しました」と摘出手術を振り返っており、USBケーブルと一緒に髪ゴムも出てきたと明かした。

少年の胃から出てきたUSBケーブルは1メートルもの長さがあったそうだが、ケーブルと髪ゴムを飲み込んでしまった経緯は明らかになっていない。なお術後の経過は順調で、少年はすでに退院して自宅で療養していると報道されている。

このニュースを見た人からは「これは本当なの?」「15歳でケーブルを飲み込むとは思えないけどな」「この少年はこれからワイヤレスの充電器を使うべきだね」など驚きの声があがっている。

1メートルもあるUSBケーブルを誤飲してしまうなど到底信じられないが、昨年2月にはアメリカ在住の男性が就寝中にAirPodsを飲み込んでしまったというケースが発生し多くの人を驚かせていた。

画像は『New York Post 2022年12月16日付「I had agonizing stomach pain -my headphone charging cable was to blame」(@prof.dr.yasardogan/Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)