●初単独ワンマンに充実感「感謝」「愛を感じた」

ダンスユニット・CYBERJAPAN DANCERSの初単独ワンマンライブ『BIKINI de LIVE 2022 ビキニだョ!全員集合 supported by 17LIVE』が11月4日、神奈川県・CLUB CITTA’で開催された。

2016年に「Summertime Forever」でメジャーデビューを果たし、以降音楽活動に注力してきた彼女たちにとって一つの節目となった同ライブに込められた思い、そして今後グループとして目指す場所とは。インタビュー当日にライブ配信アプリ「17LIVE」にて行われた特別配信番組「CYBERJAPAN DANCERS 特別配信『BIKINI de Watch Party』」に出演したKANAE、KAZUE、HARUKA、JUNON、CHIAKI、MIYABIの6人に話を聞いた。

CYBERJAPAN DANCERS(左からCHIAKI、KANAE、HARUKA、KAZUE、JUNON、MIYABI) 撮影:島本絵梨佳

○■初の単独ワンマンは特別な一日に

――ワンマンライブを終えて、改めて感想を教えてください。

KAZUE:2019年にも、CYBERJAPAN DANCERSとしてワンマンライブをさせていただいたのですが、その時は芸人さんや他のアーティストの方にもゲストで出演していただいたので、完全なワンマンライブは今回が初めてだったんです。

ライブのメンバーもいつもは8人なんですけど、今回は11人でお届けするということで、ライブも初めてで不安があったメンバーもいましたし、8人でやっていたフォーメーションが11人構成に変わるので、覚えることもすごくたくさんあって。そのなかで、前回よりもパワーアップしていたい、絶対にいいライブにしたいという思いもあり、全員がプレッシャーを感じていて、緊張感があったんですけど、その分全員が自主練にも本気で取り組んで本番に臨みました。

ライブ前に円陣を組んだ時からメンバー全員が泣いてて、ライブの演出をしてくださった先生にも「ライブ前の円陣でメンバーが泣いてるライブなんて見たことない」とおっしゃっていただいて。頑張った人しかその瞬間に涙は出ないと思うので、そのくらい全員が頑張ったんだなってことが自分のなかでグッと来て……私はCYBERJAPAN DANCERSとして10年間活動してるんですけど、本当に素敵な一日で幸せでした。



JUNON:めちゃくちゃ楽しかったです。家族よりもメンバーと会ってたんじゃないかなというくらい一緒に練習して、濃い時間を過ごしていたので、みんなの新しい一面も見られて、一人ひとりへのリスペクトもさらに深まって、改めてCYBERJAPAN DANCERSのメンバーは努力家で向上心の塊だなって。ライブを終えて、すごく楽しかったという気持ちと同時に、CYBERJAPAN DANCERSに加入できて良かったな、このグループの一員としてもっと自分を磨いていかないといけないなと思いました。

MIYABI:私は1年半前まで本当に普通のアパレル店員だったんですけど、今こうしてCYBERJAPAN DANCERSとして色々な活動をさせていただいていて、加入させてくれたボス(プロデューサー・MITOMI TOKOTO)、ワンマンライブという場を作ってくれたマネージャーさん、私を受け入れてくれた先輩方、応援してくださるファンの皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいになりましたし、改めてワンマンライブを大成功させることができて、本当に良かったなと思います。

CHIAKI:ワンマンライブが決まった時、普段ライブにはなかなか来れないファンの方も「ワンマンライブだから行くね」と言ってくれていたのですが、1曲目の「Higher」でステージに出て、すごくたくさんのお客さんが来てくれているのを実際に見た時に、こんなにもたくさんの方に支えられて、自分が活動できてるんだなということを改めて実感できました。私は今回が初めてのワンマンライブだったんですけど……KANAEさん、なんで笑ってるんですか(笑)!

KANAE:ふふふ(笑)。麻酔が切れてきたなと思ったら、笑けてきちゃって(笑)。

――先ほど歯医者さんに行ってきたところとおっしゃっていましたもんね(笑)。CHIAKIさん、気を取り直して続きをお願いします(笑)。

CHIAKI:はい(笑)。私は今回が初めてのワンマンライブだったんですけど、歴代の先輩方がこれまで作り上げてきてくださったCYBERJAPAN DANCERSがあるからこそ、今こうして自分が活動できているので、先輩方、ボス、マネージャーさん、ファンの皆さん、いろんな人への愛を感じた一日になりました。

――KANAEさんの麻酔切れ笑いがありましたが(笑)、とても素敵な感想ですね。皆さん、コメントにも個性が出ているといいますか、ワードチョイスにも被りがなくて、すごくないですか?

一同:確かに!

HARUKA:ちょっと! プレッシャーかかるじゃないですか(笑)! もう、お昼ごはんの話とかしよかな(笑)。

――ではHARUKAさん、ワンマンライブを振り返っての感想をお願いします(笑)!

HARUKA:コロナ禍を経て、CYBERJAPAN DANCERSが一気に様変わりしたと私自身すごく思っていて。コロナ禍は現場の数もすごく少なくなって、2022年になってようやく元に戻ってきた感じで、以前は定期的に行っていたファンミーティングもなかなか開催できずにいたなか、今回グループとして新しくなった状態でのワンマンライブだったので、CYBERJAPAN DANCERSがキラキラとしてる姿をファンの皆さんに大きな舞台で届けることができたのがすごく嬉しかったですし、今回のワンマンライブを開催するにあたってお力を貸していただいたたくさんの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、CYBERJAPAN DANCERSの長い歴史のなかで、初の単独ワンマンライブという大きなことを成し遂げることができるこのタイミングで、自分がその一員として活動できていることにもすごく感謝だなと思いまし……た(笑)。

――様子をうかがいながらの締めくくり(笑)。変なプレッシャーをかけてしまったのですが、とても素敵なコメントで、ますますCYBERJAPAN DANCERSの個の力を感じます。

KANAE:拍手したい!



――最後で恐縮ですが、KANAEさんはいかがでしょうか?

KANAE:元々CYBERJAPAN DANCERSは、クラブのゴーゴーダンサーといって、クラブやフェスでダンスパフォーマンスをするグループだったのですが、自分が13年間在籍していろんな時代を見てきたなかで思うのが、今一番ライブができているなと。

メンバーはみんな元々ダンサーなので、歌うことやMCにも慣れていなかったはずなのに、コロナ禍でクラブのお仕事がなくなってしまった時にYouTubeを始めたり、歌に力を入れ始めたり、この1年でダンサーであり、アイドルであり、アーティストとしても活動できているように感じます。今回のワンマンライブには、昔のメンバーも観に来てくれたんですけど、「パフォーマンスもMCもできて、めっちゃカッコよかった!」と言ってもらえたこともすごく嬉しくて。CYBERJAPAN DANCERSは進化して、今の形になったんだって、あの一日ですごく思いました。

――KANAEさんは最初のMCから感極まって泣いてしまっていましたよね。

KANAE:始まる前から泣いてました(笑)。KAZUEも話していましたが、円陣を組んだ時に泣いちゃうのって、ワンマンライブを成功させようっていうみんなの気持ちが一つだったからなのかなって。メンバーみんなで朝から夜まで練習して、それから仕事に行って、また深夜に集まって朝まで練習してという時間を過ごしたからこそ、すごくいいライブになったし、また成長できたなと思います。HARUKAが「アイドルだけど、アーティストでありたいんです」と話していたことがあったんですけど、この一言でメンバーの気持ちが切り替わって、そのことを意識しながらミーティングの回数を重ねられたこともすごく良かったです。

●ライブ裏話「全部の会話を『あーい!』で(笑)」

○■グループの良さを象徴する「あーい!」

――そのような思いがあったんですね。確かに皆さんのライブを観れば、CYBERJAPAN DANCERSのイメージが変わる人も多いと思います。続いて、ワンマンライブの裏話があれば、ぜひ教えていただきたいのですが、いかがでしょうか?

CHIAKI:私、HARUKAさんの裏話があります!

HARUKA:え! 何!?

CHIAKI:ライブの構成で、すごく急いで別の水着に着替えなきゃいけないタイミングがあって、その時、私の着替える場所がHARUKAさんの隣だったんですけど、「ちゃうやん!」「何してんねん!」って聞こえてきて。「私なにかしたのかな……?」 と思って見たら、HARUKAさんがアンコールの時の衣装を間違って着ちゃってたみたいで、自分にツッコミを入れてて(笑)。

HARUKA:あった! ツッコんでた(笑)!

――隣の先輩から「何してんねん!」と聞こえてきたら、驚きますよね(笑)。



KANAE:あとは……深夜練をしてた時のみんなの会話が「あーい!」でした(笑)。

一同:あーい(笑)!

――「あーい!」(笑)!?

KANAE:スタッフさんも全員集まって、一日中通しリハをする日があったんですけど、いったん解散して、またメンバーだけで自主練に集まって深夜練習をしてたんです。そしたら、みんな眠気と疲れがピークに達して、全部の会話を「あーい!」でやり取りしはじめて(笑)。

JUNON:「スキスキスー」って楽曲で、みんなで集まって「好き好き」と歌うシーンがあるんですけど、それも「あーい!」って言ったり(笑)。めちゃくちゃ裏話を言うと、本番でも言いました(笑)。

一同:キャー(笑)!

KANAE:でも、眠気と疲れがたまってピリついた空気になるんじゃなくて、そうやってふざけて笑えるところも私たちのいいところだと思いましたね。



○■心が一つになった“ハートポーズ”

JUNON:あと、「スキスキスー」でハートを作る振りがあって、最初の練習の時は鏡で合わせてたんですけど、直前の練習は鏡なしでやってみて、写真を撮って確認したら、ハートがぐちゃぐちゃだったんですよ。私は変な方向を向いてるし(笑)。

KANAE:未来(の方向)見てたよ! あれはハートじゃなくて、キクラゲだったね。

KAZUE:8人で腕でハート作るって難しくて!

KANAE:一人でもひん曲がってたら、ハートにならないんですよ。

――言い方(笑)!

MIYABI:私、一番ひん曲がってたんで……(笑)。

JUNON:“おととい”くらいの方向を向いてたもんね(笑)。

MIYABI:しかも、“あさって”でもなく、“おととい”の方向なんですね(笑)。

――JUNONさんは未来の方向を見て、MIYABIさんは過去の方向を見て(笑)。

JUNON:練習はそれくらいぐちゃぐちゃだったんですけど、本番の写真を見たら、めちゃくちゃキレイなハートになってて! それは驚きましたね。

●CYBERJAPAN DANCERSが今後目指す場所とは

○■MIYABI「一番後輩なんで……(笑)」

――まさに一つになった瞬間ですね。先ほどコロナ禍でYouTubeを始めたというお話がありましたが、動画を拝見すると、メンバーの皆さんのキャラクターがそれぞれ立っていて、とても素敵だなと思いました。

HARUKA:元々CYBERJAPAN DANCERSって、全員スタイルが良くて金髪で……ってイメージがあったのかなと思うんです。私も一人のファンとして見てる時に、それがカッコいいと思って加入したので、最初は一生懸命合わせようとしてたんですけど、ここ数年でボスが『アベンジャーズ』とか『ワンピース』みたいに一人ひとりの個性も大切だというような表現をするようになって、それが今際立ってきてるように感じます。KANAEさん、なんで笑うんですか(笑)!

KANAE:『ワンピース』でいうと、誰がチョッパーなのかなと思って(笑)。



――想像してたんですね(笑)。YouTubeの動画でメンバーのキャラクターが特に分かるんじゃないかなというものや、印象的だった企画はありますか?

CHIAKI:鬼怒川温泉で撮影した動画は、すごく印象に残っていますね。露天風呂に入ったり、チャミスルを飲んでほろ酔いになったりしてるんですけど、KANAEさんが山手線ゲームめっちゃ弱かったんです(笑)。

HARUKA:山手線ゲームで負けたら、懐石料理を食べられないって罰ゲームだったんですけど、KANAEさんが食べられなくて。それでKANAEさんがカメラを持って、一人ひとりに味の感想を聞いてる時に、メンバーが「KANAEさん、どうぞ」ってサーモンとかをあげる振りをして結局自分が食べて、KANAEさんが「くれへんのかーい!」とツッコミを入れるノリができたんですけど、最後「MIYABIは優しいから」って言うKANAEさんに、MIYABIが「もちろんです! 一番後輩なんで」って選んだのがキュウリで、KANAEさんが「なんでキュウリやねん!」とツッコんだのは笑いました(笑)。

MIYABI:一番後輩なんで……(笑)。



○■目指すは「歌って踊れる唯一無二の女子集団」

――見事な流れですね(笑)。では最後に、CYBERJAPAN DANCERSとして今後どのような活動をしていきたいかを教えていただけますか?

KAZUE:HARUKAが言ってた「アーティストでありたい」というのはメンバーみんなが思ってて、かわいいだけじゃなくてカッコいいグループでありたいです。今、歌って踊ることが好きなメンバーが揃ってるから、ライブをたくさんして、いちアーティストとして輝きたいなと思うんだけど、みんなどうかな? ライブ好きだよね……?

一同:ライブ大好きです!

KAZUE:CYBERJAPAN DANCERSは歌も踊りもできるんだよって示して、上を目指して参ります。

KANAE:セクシーなだけじゃない、歌って踊れる唯一無二の女子集団って肩書きにしたいです。

JUNON: "CYBERJAPAN DANCERS”って肩書きを作りたいですよね。

HARUKA:ここ最近リリースしてる数曲がアーティストっぽい楽曲で、歌もダンスもどんどんレベルアップしてる気がしてるので、もっともっと頑張りたいなと思います。

KANAE:カッコいい曲がたくさん入っていますので、最新アルバム『SEXY FOREVER』ぜひ聴いてみてください!





















■プロフィール

CYBERJAPAN DANCERS

2000年、プロデューサーのMITOMI TOKOTO がスタートさせたイベント『BIKINI NIGHT 』内でDJプレイ中に踊るゴーゴーダンサーグループとして CYBERJAPAN DANCERS が結成。日本において、ゴーゴーダンサーというパフォーマンスが注目されるきっかけを作り、国内外の数々のメジャークラブイベントに出演するまでに成長した。2016年、「Summertime Forever」でメジャーデビュー。2019年には、1stアルバム『BIKINI FOREVER』をリリースしたほか、初ワンマンライブ『BIKINI de LIVE 2019』を開催。2022年、2ndアルバム『SEXY FOREVER』をリリース。同年、初の単独ワンマンライブ『BIKINI de LIVE 2022 ビキニだョ!全員集合 supported by 17LIVE』を開催した。