100円で売ってたCDを買ったら中身がまさかのフロッピーディスク!購入した人は「衝撃で固まった」
中古ショップにある「100円CDコーナー」に足繁く通っているというデラ(@derax456)さん。先日、購入したCDのケースを開けてみると、中身はなんとフロッピーディスクだったという。
【悲報】100円CDコーナーで買った一枚、まさかのフロッピーディスクだった。 https://t.co/6Ti2dCWTg5
— デラ (@derax456) 2022年11月6日
デラさんが写真と共にツイートしたところ、リプライが集まり正体が判明。自動演奏機能を搭載した電子ピアノで使用するフロッピーディスクだったのだ。デラさん自身もこのような品物に遭遇したのは初めてのことだったという。
@RocknRollSeijin @YutaSeino いやー、知らんかったですや!さんざん100円CDコーナーを掘ってきた身として、初めて出会いましたね!そもそもあるべき場所じゃないという!笑
— デラ (@derax456) 2022年11月7日
デラさんにこのCDを購入したときのことや「100円CDコーナーを巡る魅力」について話を聞いてみた。
フロッピーディスクを掘り当てたのは初めて
購入したCDの中身がフロッピーディスクだった時のお気持ちは。
今まで100円CDコーナーでいろんな盤を見つけてきましたが、フロッピーディスクを掘り当てたのは初めての経験で、さすがに驚きました。
中古屋によって、100円CDコーナーやそこに並ぶCDの管理の仕方には、濃淡があります。管理がほとんどなされていない店の100円CDコーナーは本当にカオスで…。ケースを開けたら中身が無かったり、中身が別のCDだったり、CDが2枚入っていたりなどということが、ざらにあります。
50円コーナーで何の気なしに買った短冊、タイトル通りマジだった。まさか2枚組で来るとは。 https://t.co/0yFLwKddAl
— デラ (@derax456) 2022年4月19日
普段、そういうのを見つけて面白がっている自分もおりますので、今回のフロッピーディスクも、聴こうと思って開けた瞬間、衝撃とともにしばし固まりましたが、その衝撃が冷めやらぬままツイートした次第です。
電子ピアノ用の自動演奏用フロッピーディスクとわかりましたが、今後聴く機会はありそうですか?
いや、聴くのは難しそうな気がします。
クラビノーバ(電子ピアノ)を所有されている方のお宅に出向いたり、あるいはこのソフトに対応したフロッピーディスクドライブを入手、もしくは借りるか…。
そこまで労を尽くしてまで聴くべき音源なのかどうか、悩みどころではあります。
名盤が100円で見つかる衝撃とともにハマる
デラさんはDJとしても活躍しており、8月には中古100円CDコーナー愛を語りながらDJプレイをするという、ドミューンにもゲストとして参加している。そんなデラさんに「100円CDコーナー」の魅力についても聞いてみた。
100円CDコーナーに通い始めてどのくらいになりますか?
私は100円CDコーナーに、都内を中心として週1、2くらいのペースで通い、月にだいたい200枚ほど買い込んでいる人間なのですが、元々は100円レコードコーナーに通っていました。そこから考えると、大学入学のため上京してきた2000年ごろに遡ります。
通い始めたきっかけ、魅力も教えてください。
当時、DJを志していたのですが、90年代初期のハウスやヒップホップといったジャンルが、100円レコードとなって大量に投げ売りされていました。私は上京する前からそのあたりの音が大好きだったので、
「こんな名盤がこんな値段で!?」みたいな衝撃とともに、完全にハマってしまいましたね。
やがてノンジャンルで買い込むようになり、100円レコードより100円CDを買う比率のほうが増えていって、今に至るという感じです。
魅力はやはり、大量の音楽に触れられる点です。100円コーナーには、国もジャンルも関係なく無数の音源が並んでおります。何が掘り当てられるか分からない、予測がまったく付かないのが最高ですね。
CDを買う時はどのようにチョイスしていますか。
100円CDコーナーで、どんな盤に出会えるかは毎回、時の運だったりします。知っているCDを掘り当てたときも嬉しいですが、まったく知らないCDを買うときは完全にジャケ買いです。
良い曲が入っていたときの興奮は、他では得がたいものがありますね。
キングギドラとセーラームーンとラジオ深夜便をほぼ同じテンションで聴く、バランスの取れた音楽生活。 https://t.co/sJBSXC3BUc
— デラ (@derax456) 2022年11月8日
「イイ顔をした100円CD」と私は呼んでいるんですが、直感でピンと来たものを選んでいます。90年代のよく知らないアーティストやサントラ、抽象的なデザインのジャケのものは、カゴに入れる率が高いですね。ほとんどサブスクリプション化もされていないようなものばかりです。しかし、そこから知識も広がっていきますんで、次に100円CDを買う際の参考にもなったりします。
あとは、100円コーナー落ちしたのも納得という、なぜリリースされたのか理解に苦しむCDや、書き込みがされていたりシールがベタベタ貼られていたりと汚れ具合が絶妙なCDも、聴けるとか聴けないとか関係なしに買っていますね。
邪悪に貼り付けられた帯のおかげで100円堕ちしてしまっても、飯島真理なら即救出だろう。 https://t.co/J6FHWfoddk
— デラ (@derax456) 2021年5月7日
単純に眺めていて面白いですし、私が買わなきゃこのまま捨てられる運命だろう。それじゃあ私が買わなきゃと、おかしな使命感に駆られてしまうときもあります。
100円CDコーナーで出会った、面白い、又は興味深いCDを教えて下さい。
音源としてでしたら、城野賢一&清子の諸作です。児童向けのCDなのですが、この夫妻が関わられた作品のクオリティがあまりに高くて驚きました。
異性にモテたい動機で始めたパリピDJ御用達の100円名盤「モダンでかっこいいダンス」(1996年)に収録された「空想世界」は若年層のデュエットアンセム。 https://t.co/XJIkukMnzd
— デラ (@derax456) 2019年6月30日
このご夫婦は人知れず大量に音源を、しかもオリジナル曲としてリリースしており、誰も全貌がつかめていないと思います。自分が方々で紹介しすぎたために、最近、中古価格が上昇してきているのが気になる所ではありますが。
音源紹介すると他にもたくさんあり、キリがないですね。
Twitterでは日々発掘したCDや本などについてツイートしているデラさん、2022年12月17日には100円コーナーで入手した音源ばかりで4時間連続ワンマンDJをする「デラ一人会」を開催予定だそう。気になった人はフォローしてみては。
いちおう言っておきますと、12月17日(土)に、「デラ一人会」やりますぜ。私の4時間連続ワンマンDJという狂気の日であります。今回も、訳分からんけど無性に踊れる100円CDをドッカンドッカン投入する予定ですので、乞うご期待。ちなみに以下は、前回の「デラ一人会」で回した100円CDの数々であります。 https://t.co/TTnzFBB5GT
— デラ (@derax456) 2022年11月1日
その他、大きな画像や関連リンクはこちら