2022年のオールスター第1戦、MVPに選出された日本ハム・清宮

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◆ プラスワン投票で選出され9回二死からサヨナラ弾

 日本ハムの清宮幸太郎選手が26日、PayPayドームで行われた『マイナビオールスターゲーム2022』第1戦に途中出場し、サヨナラホームランを放った。

 7回表の守備からファーストミットを手に左翼の守備位置に入り、直後に回ってきた第1打席は四球を選んで出塁。2−2の同点で迎えた9回二死無走者の場面で森下暢仁(広島)と対峙すると、ストレートを2球連続でファウルとし追い込まれたが、カウント1−2からの5球目を左中間席へ。5球続けられたストレートを捉え、これが球宴では史上7人目となるサヨナラ本塁打になった。

 同日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の高木豊さんは、「ここで一発が出ればというような話をしていて…えぇ!と思いましたよ。やっぱり持ってますね」と劇的な一発を放った清宮についてコメントした。

 高木さんは、マウンド上の森下が捕手の小林誠司(巨人)が出すサインに首を振っていたことについても言及し、「終わってみれば、それ(直球勝負)が森下のプライドだったのかね。でも、あそこで真っ直ぐを投げたくなるようなバッターであることは確かなんだろうね」と、球宴ならではの配球が劇的決着につながったと分析。

 番組MCを務めた大久保博元さんは「成績でいうと、正直なんで清宮がオールスター出てるの?っていうところもあったんですよ。でもこれを見ると選ばれて正解な人だったんだなって、本当にごめんなさいって謝りたい(笑)」と予想外の台頭に驚きを隠せない様子だった。

 また、高木さんは「打った方向が反対方向だったじゃない。引っ張ったらホームランあるかなと思ったけど、反対に放り込みましたから。力あるね。BIGBOSSに感謝だよ。あれだけ使ってもらって」と、前半戦に所属チームで出場機会を与えられていたことについても注目。

 同じく番組に出演した池田親興さんは「これから先のキャリアのなかで変化できる1打席になるんじゃないか」と、大舞台で左中間席へ放り込んだ一発が、今後のさらなる飛躍へのキッカケになる可能性もあると指摘した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

【実際の動画】清宮がサヨナラ本塁打!オールスター劇的決着の瞬間