去年の原爆の日以降に亡くなったことが確認された被爆者の名前を原爆死没者名簿に書き加える作業が始まりました。

広島市役所では去年8月6日以降に遺族の申請などから死亡が確認された被爆者の名前を自らも被爆した元職員2人が丁寧に書き込みました。

広島市によりますと、名簿にはこれまでに32万8941人の名前が記されていて、去年の8月6日以降新たに4202人の死亡が確認されているということです。

22年連続で記帳の中本信子さん(79)「広島の人間として被爆者としてウクライナの人に寄り添って心をこめて平和が早く戻るように書きたい」

記帳は8月5日まで行われ、平和記念式典で原爆慰霊碑に納められます。