「石原氏の『最後のご奉公』」に多数の期待の声集まる―都知事の国政進出関連議論まとめ - BLOGOS編集部
※この記事は2012年11月03日にBLOGOSで公開されたものです
先月25日、東京都の石原慎太郎知事が、緊急記者会見を開き、都知事を辞任することを表明しました。今後は、国政に進出し、次期衆院選で民主、自民両党に対抗する第３極勢力の結集を目指すとのことでした。こうした石原慎太郎氏の国政進出に対し、期待するか否かをBLOGOSの読者に聞いたところ、賛否両論、様々な意見をいただきました。
「期待する派」の意見には、その強いリーダーシップに期待する声や、都知事辞任会見における中央集権の打破という政策目標に共感を覚える声が多く見られました。
過激で個性の強い石原氏。 日本社会がかつてない苦境にある最中、今このタイミングで国政に進出することに対して、批判は多々あろうと思う。
それでも、今の国政の惨状を嘆き、或いは憤慨し、老体に鞭打ってでも自ら前線に立とうとする強い意志に、個人的な共感を覚えずにはいられない。 それがあまりに感情的な行動として、支持を集められなかったとしても。
もちろん、強い意志を持って国政に臨む為政者が、彼以外にいないという訳ではない。 しかしながら、長く都政を司ってきた重鎮が動くとなれば、その衝撃はやはり大きい。 それ程までに現在の日本は危機的状況なのだと、これを機に広く認知されることを願うばかりだ。
期待させて頂きたい。
期待します。憲法改正が選挙の争点の一つになることを期待します。
複式簿記の話から国と地方の問題点、官僚の問題点などを説明。 国がよくなるにはやっぱり霞が関、永田町が変わらないとダメかと思います。 一体本当に誰がそれをできるのか、 石原氏もその一人として期待しております。
「期待しない派」の意見としては、新銀行東京やオリンピック招致の事例を挙げて、その責任を追及する声やかつての失言を批判する声がありました。
日本の国政は８０歳の党首に期待できません。 石原慎太郎さんのこれまでの人生がどんなに魅力的であってもその歳では 日本の未来を任せられません。
いつもながらパフォーマンスばかりの突然の辞任はほんとうに迷惑千万です
東京オリンピック招致活動の重要な経理帳簿がいくつか紛失している件。トップとして責任を問われる前に知事を辞任しましたね。
口を開けば他人の悪口、外国人差別、招致活動の失敗は彼の言動にも一因があったように思います。まあ、本人は全く自覚していないようですが。
大前研一のアドバイスを振り切って強引に展開した都民銀行で大失敗。税金投入。 築地市場を汚染土壌の土地に移す問題行動。
東京都民として彼に投票したことは一度もありませんが、なぜか常勝の人気者でした。 石原軍団のおかげでしょうか。わけわかりません。
とても支持できない…期待できない… 彼は確かに強烈なリーダーシップを持ってるのかもしれんが、政治ってのはリーダーシップさえあればそれでいいのか？私は違うと思う。
リーダーシップがあればいいというわけではないだろう。勢いや求心力があったとしても、それが正しい道でなければ意味がない。間違った道へ導くリーダーは要らない。それは危険極まりないのでは？自国を守る意識は大切だが、戦争へ導くようなリーダー、差別主義的な思想をもったリーダーは危険だと私は思う。そして私の眼で見る限り、彼はそちら側のリーダーシップを発揮するように思える。また、私には彼が、一部の国民の為なら平気で他の国民を虐げるような、そんなリーダーにみえる。独裁者の適性があるのではないか。徴兵制で強制的に兵役につかせることも検討しているとか。政治家とは本来、一部の国民の、ではなくあくまで全体の奉仕者であるべきだが、彼にそうした意識があるようには思えない。（一部省略）
石原氏は、都知事時代に国に邪魔されたとのことですが、仮に国政を担う立場になったら地方自治に邪魔されたと発言する人だと思います。新銀行東京が失敗した時に、発想は良かったが経営をした人が悪いと言った時に責任転嫁しかできない単なる我侭な人というイメージを強く持ちました。また尖閣発言や震災が起きたときの発言も周りの影響をまったく考えた物ではありませんでした。総理大臣にはなれないのでしょうが、もしなったとしたらぞっとします。今回、BLOGOSが設定した議論の中で最も支持を得たのは、下記の石原氏の国政進出を支持する意見でした。このようにBLOGOS読者の間では、高齢を懸念する声があるものの石原氏への期待は大きいようです。
そのときは、役人が悪いだの、野党が悪い、マスコミが悪いと発言なさるのでしょう。
期待したいです。記者会見でのレアアースの話・官僚の問題点・メディア批判聞いていて普通に納得できたけどなぁ年齢だけでとやかく言っておられる方々は多分記者会見をご覧になっておられないのではないでしょうか？現在、石原氏は「たちあがれ日本」を母体に、第三勢力の結集を目指していますが、橋下氏率いる維新の会との連携などは困難な情勢となっており、今後の動向が注目されます。石原新党の動きに関しては、ブロガーも多くのエントリを執筆しておりますので、以下よりご参照ください。
ご自分が党首になるとも総理になるとも仰ってはおられなかったと思いますが・・。維新の会との連携も中央集権打破のためのとりあえずの策と仰っておられましたよ。 兎に角最後のご奉公頑張っていただきたいです
■参考
・石原新党の関連記事・「石原都知事が辞任し、国政へ進出…」期待する？-BLOGOS議論
２月に実施したBLOGOSの意見募集ページ
・石原新党の"基本政策"に賛成？
・石原新党に期待する？
