鳩山元首相「縁の下の力持ちになりたい」 野田新代表にエール - BLOGOS編集部
※この記事は2011年08月29日にBLOGOSで公開されたものです
8月29日午後、野田佳彦財務相が激戦を制した民主党代表選挙を受けて、民主党幹部や候補者がインタビューに答える様子をNHKが次のように報じた。鳩山由紀夫元首相
Q：海江田氏が敗れましたが、ご感想をお聞かせください。
A：海江田君は大変健闘したと思う。自分の信念をしっかりと主張していた。しかし、野田君もすばらしかった。ノーサイドとなったので、野田君の下でやっていきたい。
Q：今後の党内の“しこり”について懸念は残るが？
A：党内にしこりが残らないようにやっていかなければならない。私も経験があるが、最初はどうしてもしこりが残ってしまう。ただ、そこはしっかりと野田君にリーダーシップを発揮してもらいたい。また戦ったもの同士がそれぞれの役割を果たすことによって、徐々に解消されていくのではないか。
Q:民主党の総裁選は、毎回党内分裂の繰り返しのよう感じられるが？
A：一人の人間として、反省すべき点はある。しかし今は、国難の時である。こうした時に党内のことに終始していては、国民がかわいそうだ。党内で一致団結して、国民の方を向いて、自分なりの役割を果たしていきたい。
Q:具体的に、今後どのような形で貢献していきたいと考えているのか？
A：野田君がリーダーシップを発揮しやすい環境を整えていきたい。縁の下の力持ち的な役割があれば果たしたい。
渡部恒三最高顧問
Q:小沢VS反小沢の対立軸が明確になったように見えるが。
A：そんな話は忘れましょう。まずは国民のために。私は、今日立候補された5人の方の立派な演説を聴いて、5人全員に投票したくなった。
また野田さんの話を聞いて、そうした対立がなくなったと思った。
A：野田氏が発言した“ノーサイド”と同じ考えか
まったくその通り。
Q:民主党の信頼回復には、どのように取り組むか
立候補者が言っていた通り、まずは大震災、原発事故への対応をしっかりすること。また、円高、株安などの問題を解決し、経済問題に取り組む。同様にに社会保障の問題も大切だ。
まずは民主党が一つになったことがなにより重要だと思う。
馬渕澄夫候補
Q:1回目の投票で24票という結果については、どう思うか
A：支援者には心から感謝したい。
Q:今後のスタンスは代表戦を通して変化したか
A：私の主張が伝わらなかった部分は、反省して今後もがんばって生きたい。
Q:野田氏とはかなり政策が違うが？
A：選挙が終われば、全党一丸。与えられた役割の元でがんばっていきたい
蓮舫・首相補佐官
Q:野田氏の推薦人として、名を連ねているが今回の勝因は？
A：当選以来7年間、この人は将来日本の首班に立つと思っていたのが野田氏だった。私としては納得している。
Q:今回の勝因は？
A：敵だとか見方ではなく、民主党として一つになること。その先に国民があるという野田氏の主張が伝わったのではないか。
Q:党内のしこりに対する心配はないか？
A：ノーサイド発言には、自然と拍手が沸いた。みんな同じ気持ちだったのだと思う。全党一丸で国民の声にこたえていきたい。
Q:財政再建には厳しい道のりとなるが、
A：衆参のねじれがあるので、誰が首相になっても困難には変わりない。ただ野田氏が話し合いする姿勢を前面に押し出していたので、一人ずつ支持者を増やしていきたい。
Q:ご自身の役割は
A：立場に関係なく、一人ずつできることをやっていきたいと思っている。
海江田万里候補
Q:戦いを終えてご感想は？
A：いい戦いをやったと思います。支持を今一歩広げることができなかった。私としても一生懸命やってこういう結果が出た。
BLOGOS特集
・逆転劇、新代表は野田氏
過去最多の5人が立候補する乱戦を制したのは野田佳彦財務相だった。
