平和記念式典 ロシア招待をめぐる経緯は 広島
平和記念式典のロシア招待をめぐる経緯をまとめました。
広島市は毎年核保有国の首脳と駐日大使宛てに招待状を送っています。
当然、ロシアのプーチン大統領と大使も含まれています。
13日に広島を訪問し、原爆資料館を見学したEUのミシェル大統領は、松井市長との会談で「プーチン大統領にも広島訪問を提案してはどうか」と持ち掛けました。
これに対し松井市長は毎年招待しているとして「ことしの招待状は内容を『工夫』する」と返したといことです。
『工夫』とはウクライナ侵攻を踏まえた内容を盛り込み、被爆の実相に触れてもらうため思いを込めると市長は説明していました。
つまりこの時点で市は招待に前向きな姿勢でした。
しかし、市は20日に「招待することで日本の姿勢について誤解がうまれ、円滑な式典の進行に影響を及ぼす可能性がある」として招待の取りやめを明らかにしました。
市によるとロシアは2000年以降、毎年大使や代理人を出席させていて、去年は総領事が出席していました。
SNSで強く反発しているガルージン大使も2020年に出席しています。