中学校の理科の実験で指先切断 元生徒に賠償へ 福山市
福山市の中学校で理科の実験中に指先を切断した当時の男子生徒に対し、市が賠償金を支払う方針を決めたことが分かりました。
2018年9月、福山市立神辺中学校で物理の授業中、男子生徒が他の生徒が乗った台車を押す実験を行いました。
その際、バランスを崩し台車が転倒し、男子生徒が左手中指の指先を床と台車の間に挟み切断するけがをしていました。
これを受け福山市は「授業中に起きたことであり、台車に人を乗せた実験は安全配慮ができていなかった」などとして、男子生徒に447万円あまりを賠償する方針を決定しました。
市教育委員会は「事故は保護者の意向を踏まえ公表しなかった。今後学校での安全管理を徹底していく」としています。