福岡名物の都市高速経由が……。

一般道経由よりも割安な運賃の路線を見直し

 西日本鉄道は2022年1月20日(木)、一般路線バスの一部路線で運賃を見直すと発表しました。適用は3月19日(土)からです。


博多駅前を走る西鉄バス(画像:写真AC)。

 都市高速を経由する11路線で運賃の値上げが実施されます。値上げ額は区間により異なりますが、たとえば那珂川フィーダー線(行先番号620)で、天神から那珂川市のコットンヒルズ中川ハイツ南まで利用した場合は、420円から150円増しの570円に、篠栗線(同310)で天神から篠栗町の日の浦口まで利用した場合は、470円から130円増しの600円になります。

 これらは、一般道を経由する路線よりも割安な運賃設定を行っている路線を一般道経由と同等に、あるいは、他の交通機関を意識して割安な設定をしていた路線の運賃を見直すものだそうです。国の認可を受けている運賃(上限運賃)の範囲内での値上げになるといいます。

 また、都市高速を経由する脇山線(行先番号500)、三軒屋線(同501、502)、野方(都市高速)博多線(同507)の3路線が廃止されます。一般道経由のバスは引き続き利用できるとのことです。

 西鉄は運賃見直しについて、「新型コロナウイルス感染症の影響やバス運転士の不足などさまざまな環境の変化に加え、公共交通を利用されるお客さまが減少しているなか、環境の変化に適応し、持続的な公共交通サービスを提供するため」としています。