相模大野から新宿まで「ガチでリアルっぽい運転」も可能。

26日から予約開始


トレインビューも楽しめるコンセプトルーム(画像:小田急)。

 小田急電鉄は2022年1月20日(木)、新宿駅前の「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」にて、シミュレータによる運転体験ができる宿泊プランを2月1日(火)に開始すると発表しました。

 本ホテルでは2021年4月から、小田急のコンセプトルーム「小田急まるごとプレミアムトレインルーム」を展開。新宿駅周辺のトレインビューが広がり、室内には駅名標が展示されロマンスカーの映像が視聴できるほか、今回利用者の要望に答え、運転体験ができる機器を新たに備えたとのことです。

 運転シミュレーターは実際の小田急の運転士経験者が監修したもので、マスコンハンドルは特急ロマンスカー「EXE」で使用されていた実物、椅子の座面も特急ロマンスカー「SE」の実物が用いられています。

 運転体験ができる区間は、小田原〜相模大野および相模大野〜新宿の快速急行と、相模大野〜新百合ヶ丘および小田原〜新松田の各駅停車。相模大野〜新宿の快速急行は朝ラッシュ時の上級モードもあります。

 運転の難易度は「新人運転士」「ベテラン運転士」「サザンタワー運転士」から選択でき、「サザンタワー運転士」は実車に近い視点で目視と計器をたよりに機器を操作します。「ベテラン運転士」は速度や時刻、残り距離などが数値で表示され、「新人運転士」は操作がシンプル化され、余裕時分の追加があります。

 宿泊プランは1室2名で朝食付き平日39000円、土休前日44000円。宿泊のみは4000円引きとなります。予約開始は1月26日(水)10時です。

 また引き続き、同じくトレインビューが楽しめる「シーニックキングルーム」のプランも販売されます。こちらは8000形電車で使用されていたシートがソファとして設置されており、1室2名の朝食付きプランで32510円から。

 いずれのプランでも、宿泊者には駅長または駅係員の制服が貸し出されるほか、受付ルームでは「鉄道のお宝グッズ」の展示が楽しめます。