「ヨサク」がまた一区間、走りやすい2車線道路に!

線形改良と道路拡幅が完成


「酷道」の代表格とも呼ばれる国道439号。クルマのすれ違いが困難な区間も多い(画像:photolibrary)。

 徳島県は2022年1月14日(金)、三好市東祖谷地域で事業中の国道439号について、約1.9kmの事業区間「落合工区」の最後の工事箇所が3月5日(土)に開通すると発表しました。

 開通するのは「下瀬2号トンネル」を含む延長300mの区間。先行して開通していた1.6kmの区間を含め、本工区がすべて開通し、工区内の通過時間は6分短縮されます。

 国道439号は徳島県徳島市と高知県四万十市を結びます。大部分に渡って四国の背骨とも言うべき、中央部の急峻な山地を東西に縦断するルートで、すれ違いも困難な狭隘で急勾配・急カーブの続く山道のため、国道ならぬ「酷道」を代表する路線のひとつとも言われています。

 その国道439号は近年改良が進められ、2014(平成26)年に開通した高知県仁淀川町の大植バイパスや2013年に開通した大峠バイパスなど、「通行困難」とされた箇所が解消されつつあります。

 同じく東祖谷地域の国道439号では、名頃地区でも道路改良工事が行われています。