D−PROX(株)(TDB企業コード:287024911、資本金800万円、東京都中央区新川2-1-3、代表鬼倉達矢氏ほか1名)は、12月20日に東京地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は原香奈弁護士(東京都千代田区内幸町2-1-4、三宅坂総合法律事務所、電話03-3500-2985)。
 
 当社は、2018年(平成30年)6月にD−LIGHT(株)(TDB企業コード:989235754、東京都中央区)の関係会社として設立。LED照明及び蓄電池の開発、販売を主たる目的としていた。

 しかし、当社及びD−LIGHT(株)ほかが取引先との間で不明朗な取引があったことが噂されるなど、信用不安が高まっていた。そうしたなか、今年6月22日に東証2部上場のアジア開発キャピタル(株)(TDB企業コード:985674246)がリリースした「特別調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」及びその補足にて、D−LIGHT(株)はじめ複数社が循環取引に関与していたと公表。急激に対外信用が収縮し、D−LIGHT(株)は7月上旬に事業を停止、11月10日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けていた。その後、関係会社である当社の動向にも注目が集まっていたなか、ここにきて今回の措置となった。

 申請時の負債は債権者約100名に対し約176億円。