2001年、当時17歳だったヴァージニア・ジュフリーをレイプしたとしてアメリカで民事訴訟を起こされたアンドルー王子。ジュフリーは王子が実業家で性犯罪者のジェフリー・エプスタインと親しく、彼の邸宅や別荘で暴行されたと主張している。

王子がこの裁判で対抗手段を取ったことが明らかになった。現地時間10月29日(金)、「ジュフリーはエプスタインの性的虐待のために若い女性たちを故意に勧誘し人身売買に関わっていた」と主張する書類を提出、ジュフリーの訴えを棄却するように求めている。王子の弁護士はジュフリーの元恋人の証言を入手、彼女が「9、10人の他の未成年の女性たちをエプスタインのもとに連れてきていた」と裁判書類に記載。「ジュフリーが捕らえられているように見えたことはない」とも。また他の元ボーイフレンドの姉妹も「ジュフリーから『知り合いに誰とでも寝る女の子はいない?』と訊ねられた」と語っている。

ジュフリーはすでに同じ人身売買の容疑で刑事起訴されている。しかし彼女はエプスタインの恋人ギレーヌ・マックスウェルから強要されてやったことだと説明、彼女自身が性的虐待を加えられる中で断ることはできなかったと主張している。裁判所が王子の訴えを認めるのか、続報に英米の注目が集まっている。