運営を別会社に移管し、現在もサービス提供を続けている

 (株)スタジオハーベスト(TDB企業コード:687025581、資本金300万円、神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-21-9、代表久保田稔氏)は、7月12日に横浜地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は佐野高王弁護士(神奈川県横浜市中区本町4-36、佐野法律事務所、電話045-227-7855)。債権届け出期間は8月13日までで、財産状況報告集会期日は10月18日午前10時30分。

 当社は、2018年(平成30年)9月に設立したゲーム・アプリ開発業者。ライトノベルをベースにアニメ・漫画・映画などメディアミックス展開された人気コンテンツ「幼女戦記」において、当社はスマートフォン向けアプリの開発を手がけ、2020年にRPG「幼女戦記 魔導師斯く戦えり」をリリース。「幼女戦記」の世界を追体験できる、新たなストーリーを収録した初のスマートフォンゲームとして、人気作品である同タイトルの知名度も背景に一定の期待を集めていた。

 しかし業歴は浅く、従前から経営基盤がぜい弱な状態が続いていた。この間、財務面は債務超過に陥り、資金繰りが悪化するなか、ここに来て今回の措置となった。

 負債は債権者約38名に対し約1億6940万円。

 なお、スマホ向けRPG「幼女戦記 魔導師斯く戦えり」については、運営を別会社に移管し、現在もサービス提供されている。