リヴァプールMFヘンダーソンもESLに懸念? 緊急のキャプテン会議を招集か

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 リヴァプールに所属するイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、プレミアリーグ各クラブのキャプテンを集めた話し合いの場を設けるようだ。20日、イギリス紙『メール』が報じた。

 リヴァプールなど欧州の12の強豪クラブは18日、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催しているチャンピオンズリーグ(CL)などの既存大会に対抗する新大会として、欧州スーパーリーグ(ESL)の創設を発表。これに対し、UEFAや各国協会・リーグは既存の枠組みを壊すものだとして猛反発を示し、現役選手や監督、サポーターからも反対の声が続々と上がっている。

 リヴァプールに所属する元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーもESLに言及。19日に行われたプレミアリーグ第32節リーズ戦後、「多くの疑問がある。僕は好きではない。実現しないことを望んでいる」と語り、批判的な見解を示していた。

 そんななか、リヴァプールのキャプテンであるヘンダーソンは、プレミアリーグのキャプテンたちによる緊急会議を招集し、ESLについて話し合うことにしたという。リヴァプールが同大会に参加する“ビッグ6”の一員であることから、サッカー界を揺るがす計画に対する選手たちの対応を主導することになったようだ。

 ヘンダーソンは以前から、選手たちの取りまとめ役として、プレミアリーグの選手たちから信頼と尊敬を集めてきた。新型コロナウイルスの脅威が本格化した昨年春には、選手たちによるチャリティ支援やNHS(イギリスの国営医療サービス)への資金提供を主導していた。