【ファンキー通信】セクシーな女性は男性の敵だ!?

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 この頃流行りの女の子は、キューティーハニーのようにセクシーな女性である。テレビをつければ倖田來未、雑誌をめくればほしのあき・・・など、最近では職場にまでそんなセクシーな女性社員が出没するようになったというのだから驚きだ。ま、男性からして見れば「○○さんがいるから今日も仕事頑張っちゃお!」なんて意欲がわくものであり、業績アップも望めて一石二鳥なんじゃなかろうか。職場にセクシーな女性、大いに結構!

 しかし、案外そうでもないらしい。ベルリンの研究者たちが発表した実験結果によると、「セクシーな女性は、男性の意志決定能力を低下させる」ということがわかったのだ。気になる実験法は、次の通り。まず44人の学生たちをそれぞれ2人組みのペアに分け、決断力や交渉力を必要とするゲームをプレイしてもらう。その際、一方の学生にはセクシーな女性の写真を見せ付けるなどといったアプローチ、名付けて「セクシャル・キュー」を実施。その結果、セクシャル・キューを受けていた学生は、プレイに専念できていた相手方よりも不利な選択をする傾向が見られたという・・・。でもこれ、セクシャル・キューという名目で気を散らし、単にゲーム進行を妨害しただけでは??

 そんな疑問を置き去りに、研究者たちは「『テストステロン』が高濃度な学生ほど、判断能力がかんばしくない」と表明。何だか雲行きが怪しいけれど、とりあえずテストステロンって何でしょう?

 「男性の性欲と出世欲を駆り立てるホルモンのことです。このホルモンの分泌量が多い男性ほど、女性と性交渉をしたくなる欲求が強くなる。セクシーな女性は『エッチさせてくれそうな従順さの振る舞い』などをアピールするため、男性がこれらのアピールに過剰に性欲をかきたてられるという仕組みになっています」(整形外科医 藤田徳人先生)

 そのテストステロンが高濃度な男性ほど、セクシーな女性に惑わされてしまうそうなんですが?

 「それはあまりにも当たり前の原理ですね。欲望が強い人ほど相手にコントロールされるのは、経済の市場原理。これはセックスでも同じことです。そこに何らかの罠が仕組まれていようとも、かき立てられた性の欲求が強いと、危険を犯してでも近づいてしまう。まさにテストステロンは、ゴキブリホイホイにつかまるゴキブリのように男を変えてしまうのです」(同)

 男はゴ、ゴキブリですか・・・。ちなみに対策案を伺ったところ、「性欲を持たないことです」という簡潔極まりないお答えが返ってきた。どう考えても無理だ。トホホ・・・。(安田明洋/verb)

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藤田徳人.com - 文中でコメントを寄せた整形外科医のサイト
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