(C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

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 大ヒット中の映画『花束みたいな恋をした』から、主演の菅田将暉と有村架純演じるカップルのカラオケシーンのメイキング、本編映像が公開された。

 本作は、東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから出会い、あっという間に恋に落ちた大学生の山音麦(菅田)と八谷絹(有村)の5年間の軌跡を追うラブストーリー。脚本を、「東京ラブストーリー」「最高の離婚」などで知られ、先ごろ新ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(カンテレ・フジテレビ系で4月スタート)の放送が発表された坂元裕二が手掛けた。

 カラオケの曲目は、きのこ帝国の「クロノスタシス」。出会ったばかりの麦と絹の「恋の始まり」を予感させるシーンで、初めに絹が歌い出し、「“クロノスタシス”って知ってる?」の歌詞を合図に、麦とのデュエットになっていく。演出は、脚本の坂元とドラマ「カルテット」以来のタッグを組む土井裕泰。メイキングでは「居酒屋でしゃべって、お互いの趣味が近いこともわかって、同じ本を読んでいる、同じ映画を観ている、同じ音楽を聴いている……」「カラオケでこの曲を入れた瞬間、ドンピシャという感じです」と有村、菅田を演出している。

 ちなみに、出会ってから5年目の2人が再びカラオケで歌うのはフレンズの「NIGHT TOWN」。麦が絹の肩を抱いて息の合ったデュエットを繰り広げているが、こちらは酸いも甘いも噛み締めた2人の歳月の経過を感じさせる切ないシーンとなっている。

 本作は、2月28日までに興行収入22億円、観客動員数160万人を突破。5週連続1位のヒットを記録している。(編集部・石井百合子)