新型コロナウイルスのパンデミックを始めとしてさまざま出来事があった2020年を、無料でブラウザ上からプレイできるゲームで振り返る「2020 Game」が公開されています。矢印キーとスペースキーだけで手軽にプレイできる2020 Gameで、激動の1年間を振り返ってみました。

2020 Game

https://2020game.io/



上記URLにアクセスして左右の矢印キーを押して赤枠部分のキャラクターを動かすとゲームがスタート。キャラクターの操作は矢印キーとスペースキーで行うのみで、スペースキーを押すとジャンプが可能。ゲームは2019年からスタートし……



右方向に移動していくとオーストラリアに到着。



さらに進んでいくと、ついに激動の2020年に突入。



次の瞬間、辺りが燃えて画面上に「SURVIVE!(生き残れ!)」の文字が表示されました。どうやらこのエリアは2019年9月から2020年2月頃まで続いたオーストラリア森林火災を題材としている模様。



炎をかいくぐりながら進んでいくと、ユーカリの木が倒れる瞬間に遭遇。



ここでコアラを保護して先に進みます。



さらに進むと「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)」が流行し始めたため……



マスクを着用してウイルスとの戦いに備えます。



先に進むとパンデミックにより買い占め騒動が起きており、スーパーマーケットの前には大量の買い物客が押し寄せていました。これらの買い物客を飛び越えるようにして、プレイヤーは先へ進み……



食べ物や消毒液



そして大量のトイレットペーパーをゲット。



すべてのアイテムをゲットすると「自主隔離の準備完了」と表示されました。



パンデミックの外出自粛期間はジムやレストラン、Amazonの倉庫、ハイテク工場、Apple Storeなどさまざまな施設が一時的に閉鎖することとなったため、ゲームの中でもあらゆる店舗がクローズしています。



さらに、新型コロナウイルスの影響で株式市場は下落が続きました。



そんな困難の連続を乗り越えて、なんとか自宅へ到着。自宅での自粛期間がスタート。



日に日に山積みとなったトイレットペーパーが減っていき……



さらには家の本棚から意味深に本が消えていきます。



長い自粛期間が明け、ついに外へ出ることができるように!うれしさのあまり飛び跳ねていると……



多くの人々が外出を自粛していた影響で、産業活動も制限された結果、二酸化炭素の排出量が減り環境には好影響が出ていました。美しくなった自然を喜ぶようにイルカが飛び跳ねます。



また、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが求められるようになったため、Zoomのようなオンライン会議アプリが人気を博すように。Zoomに守られることで、ウイルスを避けるようにステージを進むことが可能に。



新型コロナウイルスが流行した際には、「新型コロナウイルスの流行は5Gが原因」という陰謀論が広まりました。それをオマージュするかのように、ゲームの中では5Gの電波塔からウイルスが発せられます。



そんな激動の1年の中で人々の心のよりどころとなったもののひとつがTikTok。Doja Catが「Say So」で披露したダンスはTikTokで人気を博しました。なお、2020年にトランプ大統領が「アメリカ国内でのTikTok禁止を検討している」と発言したため、TikTokは売却騒動に巻き込まれました。



また、2020年には5月から7月にかけて中国で豪雨による大規模な洪水が発生。日本の九州地方でも同年7月に集中豪雨による災害が起きています。



そして年末にはアメリカ大統領選挙が行われ、民主党から大統領候補に選出されたジョー・バイデン氏が勝利。しかし、2021年1月にはトランプ氏の支持者が連邦議会議事堂を襲撃する事件を起こしており、これをトランプ氏が扇動したとしてFacebookやTwitch、ShopifyさらにはTwitterなどのサービスがトランプ氏を追放する騒動にまで発展しています。



実際に「2020 Game」をプレイする様子は以下のムービーで確認できます。

混沌の2020年をゲームで振り返る「2020 Game」をプレイしてみた - YouTube

なお、「2020 Game」の最後に何が待ち受けているかは実際にプレイして確かめてみてください。