5歳男児のヒルの摘出手術の様子(画像は『Daily Star 2020年10月26日付「Huge leech pulled from young boy’s throat after it lived there for over a year」(Image: Newsflash)』のスクリーンショット)

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喉の奥に知らないうちに吸血ヒルが寄生し、1年以上も生き延びていたら…。このたび中国に住む5歳男児の喉から、7センチもある生きたヒルが摘出されて注目されている。背筋が凍るようなニュースを『亿忆网』『Daily Star』などが伝えた。

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中国・雲南省臨滄市在住の5歳男児はここ1年ほど、喉の痛みや酷いいびき、息切れなどに苦しんでいた。息子の症状がなかなか改善しないことを心配した両親は、市内の双江县人民医院へ足を運び検査を依頼。その結果、男児の喉の奥に異物があることが判明した。

男児の異物の摘出手術は今月16日に行われ、その様子は動画に収められた。動画では、医師が麻酔で眠っている男児の口から気管支内視鏡を挿入し、カメラで気管内を確認しているのが見て取れる。その後、医師が空洞になっているチューブ内に補助器具を通すと、男児は少し苦しそうに身体を動かす。しかし約10秒後、医師が器具を引き出すと、約7センチのヒルがつまみ出された。1年ほど体内に寄生していたと思われるヒルは、濃い茶色でクネクネと身体を動かしている。

医師は「ヒルが人間の体内で成長を続けることは珍しいケースですが、昨年にも同じ地域の4歳の子供からヒルが摘出されています」と明かすと、ヒルが寄生した原因について「汚染された生水を飲んだためと思われます」と語った。

世界保健機関(WHO)はA型肝炎やポリオ、コレラなどの病気の約80%は汚染された水が原因であると推測しており、医師は一度煮沸させた水を飲むこと、また旅行中などは市販の薬品消毒剤を用いることを勧めている。

ちなみに昨年1月にもベトナムで、63歳の女性の喉から15cmのヒルが摘出されていた。女性は3か月間、深刻な片頭痛に悩まされており、天然泉で体を洗うことがよくあったという。

画像は『Daily Star 2020年10月26日付「Huge leech pulled from young boy’s throat after it lived there for over a year」(Image: Newsflash)』『亿忆网 2020年10月26日付「吓坏了!5岁男孩被蚂蟥寄生一年,这种虫还会钻眼珠、吸人血」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)