40歳マメッド・ハリドヴ(左)が鮮やかな二段蹴りでKO勝ちした(画像は米スポーツ専門局「ESPN」のMMA公式ツイッターより)

写真拡大

ポーランドで生まれた華麗なKO劇にファン「相手選手にとっては悪夢」

 ポーランドの総合格闘技(MMA)団体「KSW」で生まれた、鮮やかな秒殺KO劇が海外で話題となっている。現地時間10日のミドル級タイトルマッチで、40歳の元王者マメッド・ハリドヴ(ポーランド)の二段蹴りが炸裂。王者スコット・アスカム(英国)をわずか36秒で下した鮮やかな一撃の動画を米メディアが公開すると、海外ファンから「5回は見直した」とコメントが寄せられていたが、「これは年間最高KOだろ」「年齢はただの数字だな」などと反響は拡大している。

 わずか36秒で試合が決した。試合開始早々、パンチを繰り出して前に出るハリドヴ。と、次の瞬間だ。前方に勢いよく飛び上がると、左足の反動を活かして二段蹴り。振り上げられたキックは、右足が伸びきったところでアスカムの顔面に炸裂した。距離感バッチリの一撃に、王者はたまらず後方に倒れる。すかさず拳を振り下ろすハリドヴをレフェリーが止め、40歳の王座返り咲きが決まった。

 実況席も「ワァァァァオ!!」などと興奮の声をあげた実際のシーンを、米スポーツ専門局「ESPN」のMMA公式ツイッターとMMA公式インスタグラムが公開。文面に「マメッド・ハリドヴは週末、空中を舞いながら見事なキックを決めた」とつづられた投稿には、海外ファンから「5回は見直した」などと興奮の声が寄せられていたが、反響はさらに拡大している。

「これは年間最高KOだろ」
「このキックはクレイジー」
「超大作だ」
「年齢はただの数字だな」
「つま先でKO」
「相手選手にとっては悪夢」
「UFCは彼と契約してくれ」
「2020年に起きた唯一の凄いこと」

 直近の試合は3連敗中だったが、2010年以降15連勝を記録するなどプロ通算35勝7敗2分を誇るレジェンド。久々の勝利で見るものを惹きつけていた。(THE ANSWER編集部)