エルチェ戦でフル出場した香川。チャンスもあったが…。(C)Rafa HUERTA

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 現地時間8月16日、ラ・リーガ2部の昇格プレーオフ準決勝・第2レグが開催され、香川真司が所属するサラゴサ(3位)がホームでエルチェ(6位)と対戦した。

 スコアレスドローに終わった第1レグと同様、香川は4-2-3-1のトップ下でスタメン出場を果たした。

 2列目で動き回り、攻撃のリズムを作り出す役割を担った日本代表MFは、セットプレーのキッカーも担当。9分には香川のCKのこぼれ球をグティが狙うが、GKの好セーブで防がれる。

 その香川にビッグチャンスが巡ってきたのが、0―0のまま迎えた50分だ。ゴール前中央でボールを受け、左足でシュート。これが敵DFにリフレクトして、バーを直撃。惜しくも先制ゴールを逃す。

 さらに70分にも香川がドリブルで持ち込んで左足でシュートを放つも、これもDFにブロックされる。

 後半もペースを握っていたのはサラゴサ、敵の直接FKをG・アルバレスが好セーブで防ぐなど、数少ないピンチも凌いでいたが、82分に右サイドから崩され、ニノに先制ゴールを奪われる。

 ここから猛攻を仕掛けたサラゴサは86分、ブルギが倒されてPKを獲得。これをキッカーを担当することもある香川ではなく、ハビ・ロスがパネンカで狙うがGKに読まれてキャッチされる。

 この千載一遇のチャンスを逃したホームチームは、最後まで攻め込んだが0−1で敗戦。8シーズンぶりの1部昇格は叶わなかった。なぜ香川がPKを蹴らなかったのか……。

 一方のエルチェは、1部昇格を懸けたプレーオフ決勝でジローナと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部