吉田はイタリアでの挑戦を続けるようだ。 (C)Getty Images

写真拡大

 吉田麻也のイタリアでの挑戦は、まだしばらく続くことになるようだ。

 サンプドリアの専門サイト『SampNews』は8月13日、吉田がクラブとの新契約締結により近づいていると報じた。そのために吉田は年俸の減額も受け入れるという。

 1月にサウサンプトンからサンプドリアにレンタル移籍した吉田は、ロックダウン後の全試合に出場。クラウディオ・ラニエリ監督から信頼されていることを示した。

 先日から2年契約を交渉していることが伝えられていた吉田だが、『SampNews24』は2022年までの契約書へのサインが近いと報道。吉田はサンプで続けるために、130万ユーロ(約1億6000万円)の年俸を100万ユーロ(約1億2500万円)以下に減額するとした。

 セリエA最終節の試合後、吉田はクラブの公式メディアで「クラブにとっても自分にとっても、より長い契約のほうが良い」と話していた。

 イタリア生活が長かった長友佑都にも絶賛されたイタリア語でのインタビューで、吉田は「すべてがうまくいくことを願おう。様子を見よう。チャニン・チャニン(ジェノバ方言で『ゆっくり』)さ」と締めくくったが、徐々に契約延長というハッピーエンドへと向かっているようだ。

 間もなく32歳の誕生日を迎える吉田。トルコへの移籍も騒がれていた日本代表主将が、守備の国イタリアでどのような冒険を続けるのか楽しみだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部