GKカシージャスが現役引退を表明…レアルやスペイン代表で数々のタイトルを獲得

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 ポルトに所属する元スペイン代表GKイケル・カシージャスが、現役引退を表明した。4日、自身のSNSで伝えている。

 現在39歳のカシージャスは、レアル・マドリードの下部組織出身。1999年に同クラブのトップチームへ昇格を果たすと、2010年からはチームのキャプテンも務めるなど16シーズンを戦い、クラブ歴代2位の公式戦725試合に出場した。リーガ・エスパニョーラやチャンピオンズリーグ(CL)など、同クラブでは18のタイトルを獲得している。

 また、スペイン代表としてもキャプテンを務め、2008年と2012年のEURO連覇、2010年の南アフリカW杯制覇などに貢献。同代表としては歴代2位の167キャップを記録した。

 2015年からはポルトへ移籍し、翌年にはCLの勝利数とUEFA主催大会の通算出場数で、歴代1位に躍り出た。しかし2019年、練習中に心臓発作を起こして病院に搬送され、その後無事退院したものの、2019-2020シーズンは選手登録を見送り、スタッフとしてチームを支えていた。ポルトでは選手として4シーズンを戦い、公式戦156試合に出場を果たした。

 カシージャスは引退発表に際して「大切なのは、自分が歩んできた道と寄り添ってくれた仲間の存在だ。これは運命ではなく、努力と結果で手にしたものだ。これこそが僕が夢見たものであり人生の目的地であったと、今なら躊躇なく言えると思うね」とコメントを添えている。