iPhone SE(第2世代)は「長く使える1台」iPhone 6sやSEユーザーに最適な理由

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iPhone 8のデザインとiPhone 11相当の性能、それでいて価格は5万円以下。
お買い得感の高いのが「iPhone SE(第2世代)」です。

iPhone SEを冠するのに、4インチのiPhone 5sのサイズ感や見た目じゃないのは何事だ」そんな声も聞かれるものの概ね市場の反応は良いようです。
現在、カラーや容量によって出荷に少し時間がかかるほどの人気モデルとなっています。

iPhone SE(第2世代)は、お買い得感が高い一方で、旧機種を使い続けることをアピールしている人たちもいます。


○なぜ旧機種? 理由は「まだ使えるから」
iPhoneの魅力のひとつに「製品寿命の長さ」があります。




iPhoneは、比較的古いモデルであっても毎年リリースされているiOSの最新版が提供されるため、アプリのバージョンアップが行われた際に「古い機種、古いOSバージョンなので動かない、アップデートできない」といったことがAndroidに比べると少なくなっています。

そのため動作に多少のもたつきを感じても使えてしまいます。
このため、通常2〜3年での買い替えを行うところ、iPhoneユーザーは4年以上使い続けるという人もいます。

現在も販売が継続されているiPhone 7は間もなく発売から4年、iPhone 8は3年が経過します。安価になったことで購入するユーザーも増えています。

こうしたユーザーはiPhone 7や8を使い始めて1〜2年なので、まだ買い替えを考えていません。またiPhone 11シリーズなどのユーザーは、今年発売になる新モデル待ちでしょう。

では、iPhone SE(第2世代)はどんなユーザー向けのモデルなのでしょうか。


○発売から4年以上が経過! iPhone 6sや初代iPhone SEユーザー向け?
これまでに安価に販売されてきたiPhoneとして、代表的なものに
iPhone 6s (2015年発売)
iPhone SE(2016年発売)
これらがあります。




どちらもY!mobileやUQ mobileなどのサブブランドを始め、実売で2〜3万円、のりかえなどキャンペーンの割引が適用されると0円やキャッシュバック付きで販売されることも多く、最新を重視するのではなく、本体価格や月々の料金など支出を抑えたいユーザーに支持されています。

上にも書いた通り、いくら寿命の長いiPhoneシリーズであっても、発売から4〜5年が経過するモデルともなれば、今後リリース予定の最新のiOSへのバージョンアップは、年々難しくなっていきます。

またiPhone 6sや初代iPhone SEは、iPhone 7以降で対応した「Apple Pay」や「防水・防塵」にも対応しないなど、ここ2〜3年で普及した機能やキャッシュレス決済が利用できない点は、物足りなさや不便さを感じる部分となっています。

iPhone SE(第2世代)は、初代iPhone SEと比べ本体は大きくなりますが、iPhone 6sと比べた場合にはほぼ同サイズです。

スマートフォンは、「1台を長く使いたい」と考えていても、性能や機能面での差はでてきますが、最新や高性能スマートフォンを選ぶと、どうしても本体は大きくなってしまいます。

その点、iPhone SE(第2世代)は、現行スマートフォンの中でもコンパクトなモデルであり、それでいて基本性能はiPhone 11相当と十分に高性能なモデルです。
さらに価格も5万円弱からとiPhoneとしては手頃感があります。
最新の性能を有しているため、今後長期にわたりOSバージョンアップの対象になるとも考えられ、1台のスマートフォンを長期にわたり利用したいユーザーにはうってつけと言えるでしょう。

コスト重視でiPhone SEやiPhone 6sを選んだ人は、本体容量16GBや32GBのモデルを選んでいることも多いはずです。
iPhone SE(第2世代)は、最も安い5万円弱のモデルでも64GBモデルとなるため、容量不足を解消したいユーザーにとっても魅力的です。さらにiPhone 6sらの最大容量128GBの倍となる256GBモデルも用意されているので、iPhone 6sやSEからの買い替えのためのモデルかのような内容になっています。

例年通りなら、あと3〜4ヶ月で2020年モデルの最新iPhoneが発表になるため、買い控えも増えてくる時期です。

この時期にiPhone SE(第2世代)が発売されたことは、iPhone SE(第2世代)に代わるモデルが出てくるとは考えられません。

長く使える1台を考えるiPhone 6sやSEユーザーであれば、出て間もないiPhone SE(第2世代)に買い替えることで、長く満足して使える生活を継続できるはずです。


執筆 迎 悟