全世界が新型コロナウイルスの影響を受けている中、スポーツ界でもこの情勢に関連した様々な動きがある。そんな中、世界最大のマーケティング調査会社・ニールセン傘下の「ニールセンスポーツ」は、プロスポーツクラブや関連企業の取り組みについての調査や事例報告を定期的に配信。AZrenaではニールセンの協力を元に、コロナウイルスに関連した“世界のスポーツ団体”の動きをレポートしていく。

 

様々なトレーニングレベルに対応。代表チーム主導レースも

イギリス自転車競技団体・British Cyclingとオンラインサイクリングプラットフォーム・Zwiftは、運動による健康促進を呼びかける公的機関であるSports Englandと大規模なオンライン参加イベントを開始した。

 

 

 

「The British Cycling Race」と呼ばれる8週間分のレースやワークアウトシリーズがそれ。2020年3月24日から5月中旬まで毎週火・水・木曜日に、レース、ワークアウト、タイムトライアルのそれぞれの分類で1日に2回実施される。

 

 

トップレベル層でも退屈しないよう、サイクリング英代表チームが率いるグループサイクリングも紹介されている。

 

「#StayInWorkOut」のハッシュタグと連動して家にいるよう呼びかけるとともに、屋内でも人々が運動を続けるよう奨励している。新型コロナウイルスの不安の中でも、運動を楽しんで欲しいというのが狙いだ。

 

サイクリング英代表チームコーチのひとり、エマ・トロットはこう話す。「レースが行なわれないという特殊な状況の中で、少しでも日常を忘れないようにすることも大切だと考えています。私たちにとって、その日常のひとつがトレーニングです。サイクリングコミュニティ全体とのつながりを維持する狙いもあります」

 

オンラインスポーツの新たな可能性を期待すると共に、一刻でも早く日常を取り戻せることを願いたい。

 

参照:『COVID-19 INITIATIVE INSIGHTS』Nielsen Sportsより

 

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