『ドクター・ドリトル』でもダウニー・Jrの声を担当した藤原啓治さん(画像は2016年撮影)

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 映画『ドクター・ドリトル』(近日公開)を製作した米ユニバーサル・ピクチャーズは20日、同作の日本語吹き替え声優を務める藤原啓治さんが12日に亡くなったこと受け、日本版の公式Twitterに追悼コメントを投稿した。

 小説家ヒュー・ロフティングの児童文学シリーズを映画化した『ドクター・ドリトル』は、動物と会話ができるドリトル先生(ロバート・ダウニー・Jr)が、病に倒れた女王を救う唯一の治療法を求め、動物たちと伝説の島を目指すファンタジー。藤原さんは、ダウニー・Jr演じる主人公・ドリトル先生の吹き替えを担当している。

 ユニバーサル・ピクチャーズは「偉大な藤原さんの訃報を知り、悲しみに包まれています。『ドクター・ドリトル』でご一緒でき、藤原さんが手がけた輝かしい映画作品の数々の一つとなれたことを、とても光栄に思います」とコメントを発表。「藤原さんのご家族、ご友人、そして世界中のファンの皆様に、心よりお悔やみ申し上げます」と藤原さんを追悼した。

 藤原さんは、今月12日にがんのため55歳で死去。アニメ「クレヨンしんちゃん」の初代・野原ひろし役、アニメ「交響詩篇エウレカセブン」のホランド役、映画『アイアンマン』のトニー・スターク役など、数多くの人気作品を担当した。(編集部・倉本拓弥)