ブレシア会長、知らぬ間に新型コロナウイルスに感染するも症状出ず…現在は回復

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ブレシアのマッシモ・チェリーノ会長が、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染に気付かずに回復していたようだ。『フットボール・イタリア』が伝えた。

現在は世界中に感染が拡大している新型コロナウイルス。ヨーロッパでは、イタリアで感染が爆発し、その後に一気に広がる事態に。イタリアは、アメリカに次ぐ世界で2番目に感染者が多い国となっている。

特に北部のロンバルディア州に感染者が集中していた中、多くの人が抗体を持っていることが発見されたとのこと。新型コロナウイルスに感染していても、症状を示すことなく回復しているケースがあるという。

ソーシャル・ディスタンスが非常に重要視されるのもこれが要因であり、多くの人が新型コロナウイルスで陽性反応を示しても、自身が感染していることに気が付かずに他人と接触する可能性が増えているとのことだ。

イタリアのテレビ局『サルディーニャ1』によると、その1人がブレシアのチェリーノ会長だったとのこと。検査では陰性を示したものの、血液検査によりどこかの時点で体内に新型コロナウイルスの抗体ができていたことが発覚したようだ。

チェリーノ会長自身には症状は表れなかったものの、ブレシアでは2人のスタッフが陽性を示しており、3月末にオフィスを封鎖していた。

チェリーノ会長はイタリア『ラ・レプブリカ』で今回の件についてコメントしている。

「私はブレシアで隔離され3週間滞在した後、数日間カリアリに滞在しました」

「いくつかの検査のために病院に行きました。メディアは、私の娘が新型コロナウイルスに感染した事実を知ったが、息子は感染していなかった。それが今起こっていることだ」

「私が経験した症状は、過度に疲れており、骨に痛みを感じていたことだ」

ブレシアは、新型コロナウイルスの感染が爆発したロンバルディア州にあり、感染していてもおかしくない状況。この経験を受けたチェリーノ会長は「我々が再開するかどうかについて話し合っているのは馬鹿げている」と語り、5月上旬にもトレーニングを再開し、下旬に再開しようとする動きを非難した。