「沸騰ワード10」(日本テレビ)や「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)など、テレビや雑誌で大活躍の“伝説の家政婦”・志麻さん。フレンチシェフの経験をもとに、家庭でできる料理をおいしくするワザや、ふつうの食材でつくれる華やかなメニューが大人気です。

休校要請が続き、食費の膨張に悩まされる昨今。節約食材でつくれるのに、レストランに食べに行ったかのようにおいしく楽しめる1皿をご紹介します。


豚こま塩レモン炒め

志麻さんに教わる。豆苗と豚こま肉の節約レシピ



発売以来、重版が続いている『志麻さんのベストおかず』
(扶桑社刊)の編集担当も「何度もリピートしてます!」と話すのが、「豚こま塩レモン炒め」のレシピ。
使う食材は、豚こま・豆苗・長ネギだけですが、レモンをまるまる1個ギュッとしぼることで、パッと華やかなおかずに変化します。


●豚こま塩レモン炒め




【材料】

・豚こま切れ肉 250g

・豆苗 2パック

・長ネギ 1本

・サラダ油 大さじ2

・塩、粗びきコショウ(黒) 各適量

・レモンの絞り汁 1個分

【つくり方】





(1) 豆苗は根元を切り落とし、食べやすい長さに切る。長ネギは斜め薄切りにする。フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、豆苗、長ネギをさっと炒めてザルにあげる。



<ポイント>

野菜と肉は火入れの時間が異なるのでバラバラに炒めます。炒めた野菜は余分な油をきる意味でザルにあげましょう。



(2) 豚肉には塩、コショウをしっかりめにふり、(1)のフライパンに残りのサラダ油を中火で熱して炒める。



<ポイント>

野菜に味をつけない分、肉の下味はしっかり。両面にしっかり塩コショウをふって、うま味を引き出しましょう。



(3) (2)の豚肉に火がとおったら(1)を戻し入れ、レモンの絞り汁をふり、さっと炒め合わせる。



<ポイント>

レモンは香りづけだけでなく、味つけするつもりでたっぷり絞ります。塩コショウだけの味つけがこれでパッと華やかに。
市販のレモン汁を使用する場合は、大さじ3〜4ほど入れてみて。



本でも人気のこのおかず。編集部にもたくさんの「つくりました!」の声が届きました。
お子さんがいるご家庭ではレモンの分量を半分にしたそう。シンプルなので、ご家族の好みに合わせて野菜を変えたりアレンジしてみてください。


ほかにも『いつもの食材が三ツ星級のおいしさに 志麻さんのベストおかず
』では108ものデイリーに使える志麻さんのおかずをご紹介しています。
ぜひそちらもチェックしてください。

<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【タサン志麻さん】


国内外のフレンチレストランで修行ののち、“より自由で簡単なフランスの家庭料理を伝えたい”と、家政婦に。著書に『志麻さんのベストおかず』
(扶桑社刊)などがある