中村江里子さん流・紙の整理。思い出の品はこう取捨選択
新生活で、なにかと増えがちな書類。あっという間にたまって、大事な書類の行方がわからない! なんてことも。
フリーアナウンサーの中村江里子さんは、じつは「学生のころ、私は有能な秘書になるのが夢でした」というほど整理整頓好き。
「実際、秘書検定3級の試験も受験。まだパソコンなどない時代で勉強するのは、来社されたお客様にどこに座っていただくかとか、書類の整理術。自分は秘書向きだ! と思うほど、昔から整理整頓は大好きです」と話す中村さんに、書類整理のコツを伺いました。
中村江里子さんの書類整理術
「家族の書類の整理は私の担当です。役所や銀行、学校関係、医療関連のものなどは、1枚1枚確認してファイリングしたものが何十にもなりますが、それらを1つの棚に納めてあります」
フランスには子どもの身長体重や既往歴を記入する健康手帳のようなものはありますが、お薬手帳はありません。
「なので、どんなワクチンをいつ接種したとか、処方箋も捨てずに家族一人ひとりのファイルをつくって、そこにまとめて保管してあります」
愛猫オネコの分もある、家族それぞれの処方箋ファイル。
●整理するときはまず場所を確保
書類の整理には場所が必要。
「ダイニングの床にファイルを広げて、竹内まりやさんの『駅』など聴きながら、飲み物も用意して取り組みます」
●子どもの書類やノートは取捨選択
子どもの学校のノートは、長女のときは全部とっておいたそうですが、3人分は大変なので取捨選択するようになりました。
「基準は私なりの視点で。たとえば幼稚園のときのものなら、お絵描きで最初は丸と目だけだったのが、だんだん人の顔になってきたのがわかるものとか、ABCが上手に書けるようになったときのものなど。最近では、詩を学ぶときに連想するイメージを描いたものなどは残して、算数のノートなどは処分するという具合です」
子どもの工作はできるだけとっておきたいものですが、紙でつくったゾウさんなどは、時間がたつとお鼻がもげてきたりするので、ずっと置いておくのは無理。
「だから全部写真に撮り、パソコンの中に子どもたち3人のファイルをつくって、その中で整理しておくことにしています」
●子どもたちからのメッセージは全部大事
私に贈られた子どもたちからのメッセージは、ベッドサイドの引き出しに。
「そばにあると、私自身が穏やかな気持ちになりますし、子どもたちにとってもうれしいようで、二女のタカエは時々引き出しをあけて見ていたりします。子どもたちがこれまでに描いた絵やメッセージは思い出とともに大切なもの。A4サイズのファイルや絵画用の大判ファイルにまとめて保管しています」
中村さんの、工夫たっぷりのすてきなデイリー・スタイルは、最新刊のパーソナルマガジン『セゾン・ド・エリコvol.12
』(扶桑社刊)でも紹介しています。ぜひ、こちらもチェックをしてみてください。
<撮影/武田正彦 取材・文/ESSEonline編集部>
●教えてくれた人
【中村江里子さん】
本名・エリコ・バルト。1969年生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、フリーに。2001年にシャルル・エドワード・バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリへ。パリと東京を往復しながら、さまざまなメディアで活躍。最新刊に自身のパーソナルマガジンとして12冊目となる『セゾン・ド・エリコvol.12
』(扶桑社刊)がある。
フリーアナウンサーの中村江里子さんは、じつは「学生のころ、私は有能な秘書になるのが夢でした」というほど整理整頓好き。
「実際、秘書検定3級の試験も受験。まだパソコンなどない時代で勉強するのは、来社されたお客様にどこに座っていただくかとか、書類の整理術。自分は秘書向きだ! と思うほど、昔から整理整頓は大好きです」と話す中村さんに、書類整理のコツを伺いました。
中村江里子さんの書類整理術
中村江里子さんの書類整理術。家族の書類はファイリングして棚に収納
「家族の書類の整理は私の担当です。役所や銀行、学校関係、医療関連のものなどは、1枚1枚確認してファイリングしたものが何十にもなりますが、それらを1つの棚に納めてあります」
フランスには子どもの身長体重や既往歴を記入する健康手帳のようなものはありますが、お薬手帳はありません。
「なので、どんなワクチンをいつ接種したとか、処方箋も捨てずに家族一人ひとりのファイルをつくって、そこにまとめて保管してあります」
愛猫オネコの分もある、家族それぞれの処方箋ファイル。
●整理するときはまず場所を確保
書類の整理には場所が必要。
「ダイニングの床にファイルを広げて、竹内まりやさんの『駅』など聴きながら、飲み物も用意して取り組みます」
●子どもの書類やノートは取捨選択
子どもの学校のノートは、長女のときは全部とっておいたそうですが、3人分は大変なので取捨選択するようになりました。
「基準は私なりの視点で。たとえば幼稚園のときのものなら、お絵描きで最初は丸と目だけだったのが、だんだん人の顔になってきたのがわかるものとか、ABCが上手に書けるようになったときのものなど。最近では、詩を学ぶときに連想するイメージを描いたものなどは残して、算数のノートなどは処分するという具合です」
子どもの工作はできるだけとっておきたいものですが、紙でつくったゾウさんなどは、時間がたつとお鼻がもげてきたりするので、ずっと置いておくのは無理。
「だから全部写真に撮り、パソコンの中に子どもたち3人のファイルをつくって、その中で整理しておくことにしています」
●子どもたちからのメッセージは全部大事
私に贈られた子どもたちからのメッセージは、ベッドサイドの引き出しに。
「そばにあると、私自身が穏やかな気持ちになりますし、子どもたちにとってもうれしいようで、二女のタカエは時々引き出しをあけて見ていたりします。子どもたちがこれまでに描いた絵やメッセージは思い出とともに大切なもの。A4サイズのファイルや絵画用の大判ファイルにまとめて保管しています」
中村さんの、工夫たっぷりのすてきなデイリー・スタイルは、最新刊のパーソナルマガジン『セゾン・ド・エリコvol.12
』(扶桑社刊)でも紹介しています。ぜひ、こちらもチェックをしてみてください。
<撮影/武田正彦 取材・文/ESSEonline編集部>
●教えてくれた人
【中村江里子さん】
本名・エリコ・バルト。1969年生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、フリーに。2001年にシャルル・エドワード・バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリへ。パリと東京を往復しながら、さまざまなメディアで活躍。最新刊に自身のパーソナルマガジンとして12冊目となる『セゾン・ド・エリコvol.12
』(扶桑社刊)がある。