写真は、浦沢直樹氏が手掛けた「東京2020公式アートポスター」の一つ。1月6日、東京都現代美術館にて公開。

写真拡大 (全9枚)

今夏の東京五輪パラリンピックに向けた『公式アートポスター』の20作品が6日、東京都現代美術館で公開。依頼された国内外の19人のアーティストの内、漫画界からは、柔道漫画「YAWARA!」で知られる浦沢直樹氏、「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦氏の2名が参画していた。

同所で行われた『東京2020 公式アートポスター展』のオープニングセレモニーにおいて、浦沢氏は「漫画家の私にオファーがきたということは、こういうものを期待しているのかなと考え、その瞬間に頭に浮かんだイメージを、そのまま描きました」と漫画のコマ割りのデザインについて説明。出番が来た選手の高揚感を描いたことに「アスリートの皆さんの心に響けばと思います」とコメントした。

浦沢直樹氏が手掛けた「東京2020公式アートポスター」

作品タイトルは「あなたの出番です。」 @Tokyo2020 




荒木氏は、葛飾北斎の有名な浮世絵に着想を得て、荒波のような雲に向かって舞い降りるパラリンピアンをイメージ。「スポーツの神々が、日本に舞い降りる絵を描きました。金メダルが、たくさん取れるようにと祈りました」と伝えていた。

荒木飛呂彦氏が手掛けた「東京2020公式アートポスター」

作品タイトルは「神奈川沖浪裏上空」 @Tokyo2020 




『東京2020 公式アートポスター展』は、東京都現代美術館(東京都江東区)において、あす7日から2月16日まで開催され、無料で観覧できる。

■関連リンク
『東京2020 公式アートポスター展』 - 案内WEBページ