モナコでの生活を満喫している様子をみせる、ベンヤミン・ヘンリクス。「モナコは観光地だ。太陽が燦々と照る中、今日の気温は15度ある。寒空のドイツにいる兄弟へ写真を送ると、彼女はうらやましがるものだよ」と、kickerとのインタビューにて明かしたが、果たしてその日々はいつまで続くことになるのか?

 そのモナコでの心地よさとは裏腹に、所属するASモナコでは今季は決して居心地の良い時間を過ごしているとはいえず、足や背中の負傷にも見舞われた結果、ここまでわずか5試合の出場のみにとどまっているところだ。そんな中、先日は母国ドイツよりRBライプツィヒからの関心が伝えられた。

 「ライプツィヒは本当に良いサッカーを見せているよね。それは順位表でも結果として映し出されているよ」とヘンリクス。土曜夕方のデュッセルドルフ戦でも快勝を収めた結果、ライプツィヒはグラードバッハを交わし遂にブンデスリーガ首位へと躍り出た。しかし今冬の移籍については「多くを語ることはできないよ、それはライプツィヒに対しても、そしてASモナコに対してもリスペクトするためにね」と強調。

 ただその一方で積極的な姿勢を貫いたのがドイツ代表に対する自らの気持ちであり、かつてレヴァークーゼンにてブンデス1部62試合に出場した経験をもつ、両サイドバックに加え中盤でもプレー可能なオールラウンダーは、「とにかくまた、ドイツ代表の一員になりたいんだ。それが僕の目標だよ」とコメント。

 これまでドイツ代表としては3試合に出場して、その中でも「特にコンフェデ杯での優勝はえも言われぬ感覚だった。またもう1度、あの感覚を味わいたいんだ」と振り返っており、さらに昨夏のU21欧州選手権後にレーヴ代表監督と話した際には、ポジティブなフィードバックを受けていたことも明かした。