『スター・ウォーズ』来日会見、レイの家族や出生の秘密は「明かされます!」C-3PO“真の黒幕説”も
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』来日記者会見が12日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた。
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が全米で1977年に公開されてから42年。スカイウォーカー家の物語を描く“完結編”であり、本作の公開でいよいよ長きに渡る歴史に幕を閉じる。会見には、デイジー・リドリー(レイ役)、ジョン・ボイエガ(フィン役)、オスカー・アイザック(ポー役)、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO役)、J.J.エイブラムス(監督・脚本)、キャスリーン・ケネディ(製作・ルーカス社長)、クリス・テリオ(脚本)らが出席した。
新たなる三部作が公開されてから4年、撮影を含め約5年間にわたり『スター・ウォーズ』に携わってきたデイジー、オスカー、ジョンの3人。レイ役のデイジーは「自分の人生と『スター・ウォーズ』を分けて考えることはできません。それだけ大きな存在であり、家族のような環境を作ることができて、その中で笑って泣くことができた。素晴らしいレガシーの一部としてこの作品に関われたことを大変光栄に思っています」と真摯に語った。
オスカーは「この三部作、そしてサーガに関われたことは謙虚な気持ちにさせられた経験でした。『スター・ウォーズ』は世界規模の文化的現象であり、その物語に自分が貢献できたこと、サーガの起結を見ることができたことを大変誇りに思います」とコメント。続けて、「世界中の人々と触れ合うことができて、人生が変わったことを実感しているよ。いろんな人に出会えたこと、大変誇りに思っています」と胸の内を明かした。
ジョンも「この作品に関わることで色々なインスピレーションを受けることができた。J.J.がいかにして物語を作り上げていくのか、その過程を見ることができたのは魔法のような経験でした。作品の一部になれたことは、大変素晴らしい経験です」と感慨深い様子だった。
『スター・ウォーズ』シリーズ全作品に登場するC-3PO役のアンソニーは「すべての作品に参加できたことは本当に光栄に思っています」と話す。予告編にて、C-3POが仲間たちに「最後にもう一度だけ 友人たちに」と伝えるシーンが登場するが、アンソニーは「これは大変美しいセリフであり、色々な解釈があると思う。とても感動するセリフでありました。お待ちいただくのはあと数日です(笑)」と明かした。
さらに、海外メディアから「シリーズすべてに登場しているC-3POが真の悪役なのでは…?」という質問に、アンソニーは目を丸くして驚き「ファンの創作力は素晴らしいね。興味深い説はいくつかあって、J.J.やクリスが思いつかないような発想が出ていることは大変面白いこと。金色で明るくピカピカ光っているのは、ダークネス・闇を欺く隠れ蓑なのかもしれません。(公開まで)もう少しお待ちください(笑)」と茶目っ気たっぷりに言及した。
長きにわたりキャリー・フィッシャーが演じてきたレイア姫を、スカイウォーカー家の物語の完結編である今作に登場させたことに、J.J.エイブラムス監督は「スカイウォーカーのサーガを終わらせることは、レイア姫の存在なしには考えられなかった。彼女の存在は非常に重要であり、新しいキャストにはしたくなかったし、デジタルのキャラクターも使いたくなかった。だから『フォースの覚醒』の時に撮りためていたフッテージを使って、新しいシーンを生み出すことにした。彼女が亡くなったことは本当に悲しいことだった。だが、フッテージを使用することで、オーディエンスにとっても僕らにとっても、この完結編でまた彼女に会える。ぜひ楽しんでもらいたい」とメッセージを贈った。
レイの家族や出生の秘密、両親についてファンの間では様々な憶測が飛び交っており「今作で明らかになるのでしょうか?」との質問が。デイジーは「明かされます。『最後のジェダイ』での言葉に、彼女自身がフラストレーションを抱えていた。前に進むために、自分が失ったものを知らなければならないと。模索した答えがこの作品で明かされます。血の繋がった家族の物語が美しいのはもちろん、誰を愛し家族を作っていくのかという物語でもあると思います。」とコメントした。
事前にTwitterにてファンから募った「最もフォースが宿っていると思うキャストは?」との質問に、オスカーは「デイジーじゃないか」と即答。キャスリーンも「ベイビーヨーダじゃないの!?(笑)それは冗談で、私もデイジーだと思う」と述べると、デイジーは「素敵な言葉をありがとう!」と笑みをこぼていた。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日(金)全国公開
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