警察の捜査に協力する指名手配犯(画像は『NOWnews 今日新聞 2019年12月5日付「陸「熱心市民」載警逮逃犯 警比對後傻眼:要抓的就是你」(圖/翻攝自大陸央視)』のスクリーンショット)

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中国・陝西省榆林市で指名手配犯を追っていた警察官が、通りがかりの市民にバイクの後部に乗せてもらったところ、運転手がその追っている犯人と同一人物だったという珍事件があった。『NOWnews 今日新聞』『央視新聞』などが伝えた。

事件があったのは11月25日。榆林市公安局榆陽分局に「詐欺容疑で指名手配されている張容疑者を見た」という通報があり、警察官らは目撃された現場へ向かった。

警察官の一人である常さんも現場へ向かうために警察署を出たが、そこで通りがかりの原付バイクを呼び止めた。現場へ急行するため、市民に事情を説明してバイクの後部に乗せてもらうことにしたそうだ。その運転手はとても協力的だったという。

しかしバイクの後部で改めて容疑者の情報を確認した常さんは、自分たちが追っている人物はまさに今、運転してくれている目の前の男であることに気付いた。そこで機転を利かせ、運転手に乗せてもらった場所まで戻るよう頼み、同時に他の警察官らに連絡した。

張容疑者は警察署前で待ち構えていた警察官らに逮捕された。逮捕される瞬間まで、まさか自分が追われているとは夢にも思っていなかったようだ。警察は容疑についてさらに捜査を進めるとしている。

画像は『NOWnews 今日新聞 2019年12月5日付「陸「熱心市民」載警逮逃犯 警比對後傻眼:要抓的就是你」(圖/翻攝自大陸央視)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)